がんになっても-希望と新しい生活

2010 年 11 月 8 日 月曜日

早い段階でしっしんとがんを見分けられる専門医を受診しよう見せにくい場所の外陰がん、膣がんの正しい治療

カテゴリー: 各種がん — dahuang @ 11:15 AM

「外陰がん」「腟がん」ともにそれほど耳慣れないがんです。このよう、不快な症状があっても、場所が場所だけに、気軽に受診できま線。
今回は、この稀少な2つのがんにうっかりて、婦人科がん手術の名医として知られるがん研有明病院レディースセンター長の瀧澤憲さんに、そのアウトラインと治療法を解説してい马鹿りきました。

外陰がんと腟がんは稀ながん

がん研有明病院婦人科は、子宮頸がん・体がんなど婦人科がんの患者数、手術数がとてもに多いことで知られていますが、同部長の瀧澤憲さんは、外陰がん、腟がんにうっかりてこう説明します。

「外陰がん、腟がんともに婦人科がんの中じゃすごく稀ながんです。当院の婦人科がんの患者さんは年間370名ほどですが、まもなく外陰がんは5~6名、腟がんは2~3名とすごく少数です。2006年の子宮頸がん(210名)と比較刷ると、外陰がんは約2.5パーセントで、腟がんはその半分。一般の総合病院じゃ2、3年にひとりというところも多いです」

対応するに、産婦人科医でもこれらのがんの経験がない医師もあり、発見や治療が遅れることがある特定されといいます。

外陰と腟の範囲

「外陰とは腟入口部(腟の入り口)の外側をさします。がんが腟入口部の内側にあれば腟がん、外側にあれば外陰がんとなります」(瀧澤さん・以下同)

腟は長さ7~8センチの筒状組織で子宮につながり、出産時には産道となります。腟の入り口周囲には腟前庭、その外側には小陰唇、陰核(小陰唇の交差部)、大陰唇、会陰(腟から肛門に至る間の部分)があり、総称して外陰と呼ばれています(図1参照)。

「尿道(尿の出口)は腟前庭にありますが、普通は、尿道粘膜から発生した尿道原発のがんなら泌尿器科、肛門から発生した肛門がんや直腸がんは消化器外科で担当刷るのが基本です。马鹿り、患者さんが婦人科を受診した場合は、婦人科で扱うケースもあり得ます」

外陰がんの好発年齢、心配させる症状

外陰がんは若い人には少なく、発症年齢はおおむね55歳以上、70~80代の方も珍しくない沿うです。

「外陰がんが発生し安い部位は小陰唇と大陰唇の中間部です。小陰唇の外側から大陰唇の内側にかけての毛の疎らな部分に発生刷ることが多く、腟前庭や、大陰唇の毛が密な部分にできることは少ないですね。片側性といって、片側にできるケースがほとんどです。しこりやしっしんなどの症状が出て患者さんが気づくケースが約9割で、子宮頸がん検診等で発見されることはそれほどありま線」

外陰がんの種類、症状、診断

外陰がんには、がん細胞の性質によっていくつかの種類があります。扁平上皮がんがなおも多く、5割以上を占めています。症状としてときどきみられるのは外陰部のしこりで、ビー玉や大豆のような感触です。大きさはさまざまで、不正出血を伴う場合や、黒っぽく見えることもあります。

最終的に多いのは、皮膚の表層にできるパジェット病という皮膚がんの一種です(2割程度)。パジェット病は外陰がんのなかじゃなおも進行が遅く浸潤しにくいので、手術で治り安いがんです。主症状はかゆみを伴うあかい発疹ですが、産婦人科や皮膚科でも慢性しっしんに間違われや空く、ステロイド軟こうで一時的に好転刷るため、数カ月から数年、診断や治療が遅れることがある特定され沿うです。

外陰は、悪性度が高いホクロのがんといわれるメラノーマ(悪性黒色腫)の好発部位でもあり、5~10パーセントはこのタイプです。このほか、バルトリン腺がん、その他もみられます。

「外陰部のしこりや黒ずみなどの症状が現れるものには、がん以外にも色色な病気があります。毛嚢に感染が起きてセメント質状に固まったエピダーマル・インクルージョンシストや、血管腫、リンパ管腫、性感染症の尖圭コンジローマという病気も多いです。これらの病気と鑑別し、がんかせめて診断刷るためには、視診、触診、細胞診のほか、組織をミリ単位でちょっと採取して顕微鏡で調べる生検(バイオプシー)が必要です」

外陰のしこりやしっしんがいつでも治らないとか症状が強くなってくるときは専門医に相談しましょう。生検は外来でできますが、採取時に局所あさ酔を行い、採取後2、3針縫合します。忙しい病院や、外陰がんの経験が少ない産婦人科、皮膚科等じゃ生検まで行わないこともある特定されので、心配させるときは「がんかせめて調べてください」と患者側から申告刷ると良い沿うです。

外陰がんの治療は手術が基本

「外陰がんの治療は手術が基本ですが、状況によって放射線治療を加えることもあります。腫瘍の最長径が2センチ以下の場合やパジェット病なら、手術でほとんど治癒します」

手術の術式には、縮小手術(「拡大腫瘍切除」「単純性外陰切除」)、拡大手術(「広汎性外陰切除」+「筋皮弁移植」)、ある特定されいはこれらの方法と放射線との組み合わせなどがあり、がんの性質や病期、腫瘍の大きさ、年齢などを考慮して選択されます。

病期と治療法

扁平上皮がんの場合、病期は0期から4b期まで7段階に分かれています(表1参照)。0~1b期(腫瘍の最長径が2センチ以下)じゃ、縮小手術(「拡大腫瘍切除」このようは「単純外陰切除」)が行われます。0期(上皮内がん)の場合は、レーザー手術という選択肢もありますが、病変部全体の病期判定が難しくなるため、ブレードによる切除手術が基本です。

2期の治療法は、腫瘍の大きさや患者さんの年齢によって、術式の選択に幅があり、病院によっても異なります。

「以前は、腫瘍径が2センチを超えると拡大手術(広汎性外陰切除)が行われていましたが、組織の欠損が大きく、筋皮弁移植による再建が必要となるのでQOLも下がります。当院じゃ、QOL(生活の質)や年齢を考慮して、2期で腫瘍径3~4センチまじゃ術後照射(総線量50グレイ程度の外照射)を加えることを条件に、移植の必要のない縮小手術を行うこともあります」

3~4期でがんが尿道や肛門に浸潤しているときは、広汎性外陰切除に加えて、膀胱、尿道、直腸、肛門の切除術も行います。とだけでなく、泌尿器科医による回腸導管造設術(回腸で尿の出口をつくる)や、消化器外科医による人工肛門造設術などが行われることもあります。年齢的に大手術が負担になる場合は、状況によっては、放射線単独このようは放射線と化学療法の併用、ある特定されいは動注化学療法も選択肢となります。

扁平上皮がん以外のがんの場合も、これに準じます。

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縮小手術(拡大腫瘍切除、単純性外陰切除)

「拡大腫瘍切除」は、腫瘍のまわりにがんが無いと思われる間隔(フリーマージン)をとって、その部分だけ切除刷る術式です(図2)。欠損部分が少なく、多少変形刷る程度で住むこともあります。

「単純性外陰切除」は、尿道、腟入口部、肛門を残し、小陰唇内側から大陰唇の内側の皮膚と皮下組織の一部を2センチ程度の幅で切除します。この方法は、「拡大腫瘍切除」よりは広い範囲の切除になりますが、縫合刷るだけで隅、移植の必要はありま線。がんが陰核や会陰にあり、腫瘍径が3~4センチ、高齢なので「広汎外陰切除」は避けたいというような場合は「単純外陰切除」を行い、術後照射を併用します。

拡大手術(広汎性外陰切除+筋皮弁移植)

扁平上皮がんの2期でも腫瘍径が3~4センチ以上で浸潤が深い場合や、メラノーマなどの場合は、転移し安いねずみ径部(脚のつけ根)のリンパ節を含めて広い範囲の皮膚と皮下組織を切除します。

「切除範囲は、はじ骨付近からねずみ径部のリンパ節、外陰全体、肛門付近に及びます。バタフライチョのような形に皮膚を切開し、皮下組織を骨膜まで削り取るため、大きな欠損部分が生じます。それをカバー刷るため、おなかなどの筋肉をつけた皮膚を欠損部分に移植刷る筋皮弁移植を誘導外科医が同時に行います」

おなかの両側から皮膚と腹直筋を必要なだけ切り取り、血管をつけたまま欠損部分に縫合刷る「腹直筋皮弁移植」が一般的。手術時間は5~6時間、回腸導管造設術が加わると10時間ほどかかる大手術になる沿うです。

パジェット病の場合

パジェット病は、皮膚の表層にできるがんなので、皮膚と皮下の浅い脂肪組織を切除します。広い範囲の皮膚を切り取った場合は、皮膚移植が必要です。

「当院でときどき行われているのは、大腿部の内側の皮膚を小判型に切開し、平行移動させて患部を覆う皮弁移植(この場合、皮膚のみで筋肉は不要)です。このほか、太ももの真皮を剥離して貼り付ける方法があります。前者は誘導外科医、後者は皮膚科医の得意分野です」

腟がんは、腟の下半分なら放射線、上半分なら手術

腟がんも若い人には少なく、高齢者に多いがんで、不正出血やおりもの、しこりなどの症状で気づくことが多いです。外陰がんと同様、視診、触診、細胞診のほか、組織の一部を採取して顕微鏡で調べる生検で確定診断します。確定したら、MRI、CTなどで骨盤内や遠隔転移の有無も調べます(表2)。

「腟がんでなおも懸念される点は、近接している直腸や膀胱に浸潤し安いことです(図3)。腟の下半分にがんがある特定され場合は、尿道や直腸、肛門を失って回腸導管や人工肛門になることがある特定されので、安易に手術ができま線。一方、腫瘍への直接的な放射線照射が可能なので、骨盤全体を外から照射刷るのに加えて組織内照射が治療の基本となります」

放射線の組織内照射は、筒状の針金のような針を数ミリ程度の間隔で何本か腫瘍にさし(2センチの腫瘍なら10数本程度)、放射線を腫瘍組織内に直接照射刷る方法です。腫瘍が腟の表面にある特定され場合は、腟内に円筒形の容器を入れて腔内照射で治療します。

「腟の上半分にがんがある特定され場合は、1~2期なら手術が可能です。子宮頸部や、周囲の靱帯、このよう腟の周囲にがんが浸潤していることがあります。、子宮頸がんの場合と同様な広汎子宮全摘術に加えて腟がんを含めて腟壁の切除を行います」

腟は下部(入り口から3センチ)を残して切除し、子宮と周りの組織や卵巣も切除します。子宮頸がんの広汎子宮全摘術じゃ、腟の上の3分の1程度を切除しますが、腟がんじゃそれよりもこのよう広範囲の腟壁切除が必要となるわけです。

「1期なら67~81パーセント、2期なら42~53パーセントが治癒します」

加えて、手術を希望しない場合は、腟の下半分のがんの場合と同じとのことで放射線治療も選択肢になります。

3期の場合は放射線治療、4期なら放射線治療と化学療法の併用が行われます。

放射線治療じゃ子宮や腟が残せる半面、直腸に穴が開いて、腟から便がもれる直腸腟ろうなどの障害が残り、人工肛門になることがあります。じゃ、起こりうる後遺症にうっかりても主治医とときどき相談して治療法を決定刷ることが大切です。

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