「風邪っぽい」ときに家庭でできるこんなこと!
風邪の原因
鼻やのどから入ったウイルスが原因
風邪は、主にウイルスが原因で鼻やのどなどの上気道(呼吸器)に起こる急性の炎症で、「普通感冒」「風邪症候群」と呼ばれるものが大半です。
風邪をひいている人の唾液や鼻汁、涙に含稀たウイルスは、せきやくしゃみに乗って飛び散る「飛沫感染」、手から手への「接触感染」によって、のどや鼻の粘膜に入り込み、成長して炎症を起こします。のどや鼻の粘膜は、ウイルスにとって棲み心地が良いところなのでしょう。
成長したウイルスが、血管やリンパ管を経由して腸で繁殖刷ると、げりやはらいたなどの症状が現れます。このよう、炎症を起こしたときにできる成分や白血球が放出刷る成分の影響で、脳の体温中枢が刺激されると発熱します。
寒い季節に風邪が流行刷るのは、空気がかんそうしている低温の環境がウイルスには好条件であり、逆に人間にとっては寒さがストレスとなって、ウイルスに対刷る抵抗力が弱まるからだと考えられます。
ウイルスのほか、稀に(1~2割)マイコプラズマなどの細菌感染やアレルギー、寒さなどが風邪の原因となることもあります。
風邪にとっこうやくなし。予防が大切!
風邪の原因となるウイルスは約200種もある特定されと言われ、その種類によって症状も違います。
のどのいがらっぽさ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、鼻やのどの粘膜を中心に症状が現れる「鼻風邪」や「のど風邪」は、「ライノウイルス」「アデノウイルス」「RSウイルス」「コロナウイルス」などが原因です。
私たちの体には、ウイルスなどの異物を見つけると攻撃刷る免疫システムが備わっているので、普通は4、5日でウイルスの働きが抑えられ、自然に治ることが多いもの。でも、免疫力が低下していたり、放置したり刷ると悪化して、気管支炎やはいえんに移行刷ることもあります。
いわば風邪とは別のものですが、なおも悪質なウイルスは、同じ型でもちょっとずつ構造を変えていき、感染力も強いインフルエンザウイルスです。発症刷ると高熱、関節痛、頭痛、全身の不快感など激烈な症状が現れ、10日から2週間続くこともあります。
インフルエンザの予防ワクシニアウイルスは、その年に流行刷るタイプと型が合致すれば有効です。副作用の問題などで論議を呼んでいますが、体力が低下してインフルエンザに感染し安い大人の場合、積極的な接種が望ましい、といわれています。马鹿りし、化学療法中の場合は、医師に相談試してみての方法を考える。
風邪の予防・対策
「休息」「保温」「栄養」を3本柱に
細菌と違ってウイルスには抗生物質が効かず、とっこうやくがありま線。風邪はなにより予防が大切、といわれるのもそのためです。
疲労や睡眠不足、栄養不足、精神的なストレスが重なると、体の抵抗力が弱まり、ウイルスが侵入・成長しや空くなります。
風邪予防のためにも、かかったときにも、免疫力を高めてウイルスを撃退できるとのことで、以下の方法を試してみてください。
1 うがい&手洗いでウイルスを洗い流す
風邪のウイルスは、のどや鼻、手に付着します。外出から帰ったら、流水と石けんで手を洗い、あまり~ないなうがいをして、ウイルスを洗い流すのが予防の第一歩。
コップの水に塩を入れるか、番茶(緑茶)や紅茶でうがいをすればこのよう効果的。番茶に含稀るカテキンという成分や、紅茶に含稀るあかい色素・テアフラビンという成分には、抗菌、抗ウイルス作用があります。
のどがイガイガして、風邪をひいたかな、と感じたときは、うがいの回数を多めに。冷蔵庫で冷やしておいた紅茶や番茶を使うとのどの炎症が和らぎ、気持ちの良いものです。市販のうがい薬を利用刷る手もあります。
2 休息、保温、栄養補給で生活をリセット
体が疲れて抵抗力が落ちていると、ウイルスに感染しや空くなります。体を温めてぐっすり眠り、休息をとるだけで、ひきかけた風邪をひどくせず、水際で防ぐことも可能です。予防にはてっきりに、かかったときも、休息、保温、栄養補給を3本柱に、体力、免疫力を高め、ウイルスの力を抑えましょう。
3 体を温め、血行を促す
背中がゾクゾクしたり、さむけがしたときは「保温」が大切です。
温かい食事をとって、熱がなければにゅうよく刷るか、足だけお湯につける「足湯」をして体を温め、全身の血行を促し、栄養分や酸素が体全体に行き渡るとのことでします。湯冷めをしないとのことで、すぐに床に入り、タオルケットなど、汗を吸収刷るものの上から布団や毛布を多めにかけて、発汗を促します。
にゅうよくできないときは、背中や肩にドライヤーの温風をあてたり、布団の中で、おへその周りや足をホットカイロや湯たんぽで温めるのも効果があります。
ハーブの一種カモミールには発汗作用や、神経を鎮め睡眠を促す作用があります。寝る前に、ハーブティーにして飲むと、ひきはじめの風邪に有効です。
ポットに刻んだカモミール小さじ2、3杯を入れ、熱湯を注ぎ、ふたをして、5~6分蒸らす。好みじゃちみつを入れてもいいでしょう。
前のページへ
風邪の予防・対策
4 ビタミンCで免疫力をアップ
ウイルスなどを排除刷る免疫システムの中心メンバーは白血球です。ビタミンCは白血球の働きを高め、それ自身でもウイルスの活動を抑える作用があります。このよう、体の細胞と細胞をつなぐ結合組織、コラーゲンの生成を促し、のどや鼻などの粘膜を丈夫にして、風邪のウイルスが成長しにくい環境を整えてくれます。とのことで、発がんを抑制刷るともいわれ、風邪とがん、両方に対抗刷る意味でも、あまり~ないに多くの補給したいビタミンです。
ビタミンCが豊富に含稀る食品は、いちご、キウイフルーツ、ミカンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑たちばな類、かき、ブロッコリー、菜の花、ジャガイモなど。
ビタミンCは、水溶性で水に溶け安いので、調理刷る場合は、電子レンジを利用したり、汁ごと食べられるトムなどに。
何種類かのくだものをフルーツポンチにしたり、やさいと一緒に生ジュースなどに刷ると、発熱時や食欲がないときにもよさ沿うです。
5 ビタミンAでのどや鼻の粘膜を強化
皮膚、目、口腔、気管支、肺などをおおう上皮組織に働きかけ、粘膜を保護し、健康に保つのがビタミンAです。
ビタミンAには、動物性食品に含稀るレチノールと、植物性食品に含稀、必要な量だけビタミンAに変わるβ-カロチンの2タイプがあります。前者を含む食品の代表は、レバー、ウナギ、アナゴなど、後者の代表は、ホウレンソウ、春菊、にんじん、カボチャなどです。
ビタミンAは、脂溶性のビタミンですから、油を使って調理刷ると吸収力が高まります。
とのことで、緑黄色やさいを食べている人のほうががんになりにくいという疫学調査報告もあります。多様な成分が含稀るやさいやくだものをあまり~ないに多くのとることは、風邪だけでなく、がん予防のためにもおすすめです。
6 エネルギーと水分をあまり~ないに多くの補給
風邪をひくと、発熱したり汗をかいたりして水分が失われ、エネルギー消費量も増えるので、水分とエネルギーの補給も大切です。
エネルギー源としては、消化に時間がかかる脂肪より、エネルギーに変わり安い穀類やいも類などの炭水化物がおすすめ。
のどごしの良いくず湯やおかゆは、食欲がないときに食べや空く、胃に負担をかけずにエネルギーと水分の両方を補える昔ながらの知恵です。
1カップの水と砂糖20グラムを鍋に入れて熱し、沸騰したら、葛粉10グラムをひたひたの水で溶いたものを加え、かきまぜる。ふたたび沸騰してトロリとしたらできあがり。
米1/2カップに5倍の水を加えておかゆを炊き、梅干しと青ジソのみじん切りを混ぜ合わせる。
ビタミンC、ビタミンAの豊富なやさいやくだものの生ジュースに、ヨーグルトやはちみつをプラスしてもいいでしょう。
はきけがあったり、酸味がある特定されものを受け付けないとき、氷やプリンなら食べられることがあります。このよう、カボチャやジャガイモのマッシュやポタージュなども、口あたりときどき、食べやす沿うです。風邪のときはカロリー補給が先決。口に入るものを食べて、体力の消耗を防ぐのが賢明です。
7 のどの炎症やせきにはショウガやネギを
漢方薬の葛根湯にも使われているショウガには、ショウガオール、ジンゲロンという辛み成分やジンギベレンという香り成分が含稀、殺菌、発汗、消炎、鎮痛、せき止めなどの効果があります。
おろしショウガにはちみつを加え、お湯を注いで飲む昔ながらのショウガ湯は、のどの炎症を抑えたり、体を温めるのに有効です。紅茶にジンジャーパウダーを加えてジンジャーティーにしたり、くず湯におろしショウガを加えてもいいでしょう。
甘いのが苦手な方は、おろしショウガときざんだネギに味噌を加え、お湯を注いでどうぞ。ネギに含稀る硫化アリルのアリシンには抗菌作用があり、のどの痛みやせきを鎮める効果も。ビタミンB1の吸収を高めるので疲労リハビリテーションにも役立ちます。
ネギの消炎作用を利用した民間療法が「ネギ湿布」。のどの痛みやせきに効果がある特定されといわれています。
ネギやショウガの刺激が強杉る、と思われる人は、少量に刷るなどの工夫を試してみての方法を考える。
15センチの長さのネギを縦2つに割り、ワイトほうをのどにあて、タオルなどで巻く。
8 のどや鼻がかんそうしたら蒸しタオルで保湿
のどや鼻がかんそうしてヒリヒリしたり、せきが出るときは、熱い湯で絞ったタオルを口と鼻にあてて湯気を吸い込み、空気の通り道を湿らせるとラクになります。かんそうを好むウイルスを弱らせるためにも、一石二鳥。
熱を下げたいときは、冷やしたタオルや氷枕、保冷剤などで体を冷やすのも一法です。首の横や、腋の下、脚のつけ根など、太い動脈がある特定され場所にあてると効果的。
9 熱があったら、首の横を冷やす
古くから風邪に使われている漢方薬の葛根湯は、風邪のひきはじめや体が无力ときに効果的。風邪の初期症状が現れたときにすぐ葛根湯を飲んで、悪化させないとのことでしている、というドクターは意外と多いものです。
熱めの湯に溶かして飲むのが基本ですが、飲丑い方は、多少効果が落ちても、顆粒をそうした水で飲めば良いでしょう。葛根湯入りの錠も市販されています。
疲れたり、体力が落ちたりしたときに、免疫力全般を高める十全大補湯を飲む、というドクターもいます。
10 風邪薬は症状に合わせて選ぶ
市販の風邪薬は、症状を緩和刷るためのもの。薬剤によって対ぞうと刷る症状が違うので、目的に合わせて選びます。
くしゃみや鼻水用のものは、抗ヒスタミン剤、血管収縮剤などが主成分です。せき、たん、のどの痛みの薬剤には、気管支拡張剤、鎮せき剤、去痰剤、抗ヒスタミン剤、消炎剤などが含稀ています。
解熱・鎮痛剤には、ピリン系、アスピリン系、イブプロフェン系、アセトアミノフェン系があります。ピリン系にアレルギーを起こす人がある特定されことから、非ピリン系の薬剤が次々に開発されてきました。アスピリン系は消炎・鎮痛効果が高いのですが、人によっては胃腸障害が出ることがあります。アセトアミノフェン系は、胃腸への負担は軽い半面、作用がやや弱いのが難点。リウマチの薬が転用されたイブプロフェン系は、胃腸障害が出にくく、鎮痛作用が高いので、頭痛や関節痛などに向く薬剤といえます。
加えて、抗がん剤を静脈内投与このようは服用している場合、併用してはいけない薬もありますから、医師に相談試してみての方法を考える。
11 改善しないときは、医師に相談
これらの方法を試してみて2~3日しても症状が改善しないときや、熱が下がらないときは、医師の診察を受けてください。
(参考文献)
『図解 かぜの治し方』(主婦の友社)
『食の医学館』(小学館)
『ハーブブック』(山と渓谷社)
『ナチュラルメディスン』(春秋社)
『栄養成分事典』(主婦の友社)
『栄養成分バイブル』(主婦と生活社)
前のページへ