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2010 年 8 月 7 日 土曜日

局所進行がん治療だけでなく、早期がんでも手術に匹敵刷る治療成績進行度別に見る「肺がんの放射線治療」

カテゴリー: 各種がん — lapss @ 8:11 PM

肺がんの放射線治療は、治療技術の進歩によって大きく変わってきた。
局所制御率が向上刷ることで、早期がんに対しては、手術に匹敵刷る治療成績を上げるまでになっている。
このよう、局所進行がんには抗がん剤との併用療法が行われ、骨や脳の転移巣を伴う進行がんに対しても対症的に放射線治療が行われている。

照射技術と画像診断の進歩が早期がんの治療を変えた

一般に、がんは早期のものほど治し安い。肺がんの放射線治療でも、それはまったく変わらない。北里大学病院放射線部部長(教授)の早川和重さんによれば、がんが小さければ小さいほど治し安いというのが、放射線治療の大原則だという。というのは、がん細胞は照射刷る放射線の量完全に一致している死ぬので、がんが小さければ、がん細胞数も少なく、少ない放射線で死滅させることができるからである特定され。

がんが大きくなって細胞数が増えると、治療にはあまり~ないの放射線が必要になる。それが、人間の体には放射線をかけられる限界がある特定されので、大きくなったがんは治すのが難しくなる。

「最近は、放射線を照射刷る技術と画像診断の技術が進歩したことで、せめて正常組織を避け、がんに集中して多くの放射線をかけられるとのことでなってきました。そのため、早期のがんじゃ高い治癒率が期待できるとのことでなってきました」

照射技術としては、ピンポイント照射と呼ばれる定位放射線治療の登場が大きい。複数の方向からがんを目標に照射刷るため、周囲の組織には放射線がそれほどかからず、がんに集中させることができる。

このよう、画像診断の進歩によって、がんの位置を正確に、3次元的につかめるとのことでなったことも、がんを正確に攻撃刷るのに役立っている。

马鹿り、肺は呼吸刷るときに動く臓器なので、動かない臓器に比べると、ピンポイント照射が難しい。呼吸を止めている間に照射刷る方法もある特定されが、最近じゃX線などによる透視画像を使い、呼吸による肺の動きに合わせて、放射線を照射刷る治療も行われるとのことでなっているという。これを画像誘導放射線治療(IGRT=イメージ・ガイデッド・ラジオ・セラピー)と呼んでいる。

このよう、北里大学病院じゃ、動体追跡照射という方法によるIGRTが行われている。この治療を行うためには、気管支鏡を使い、がんの周囲に金のマーカーを3~4個入れておく。とだけでなく、2方向からX線透視刷ることにより、マーカーとの関係からがんの位置を正確に割り出し、がんが狙った位置にきたときだけ、放射線を照射刷るのである特定され。金のマーカーは腐食しないので、治療が終わっても取り出さなくていいという。

1期の肺がんなら手術に匹敵刷る効果

66歳女性。右肺腺がんの1A期。放射線治療後2年半のCT画像。照射野に一致した線維症の所見が見られるのみ。再発もなく生存中

ピンポイントで放射線を照射できるとのことでなったことで、早期の肺がん(とくに1期)に対刷る治療成績は向上した。早期がんの場合、標準治療とされているのは手術しかし、なかにはこの段階で発見されても手術できないことがある特定され。高齢である特定されとか、何らかの合併症を持っているような場合だ。

「このようなケースで、手術より侵襲(傷)の少ない放射線治療が行われることがあります。以前、2次元照射が行われていたころは、かけられる放射線量に限りがあったため、局所再発例が完全にありました。そこに比べ、ピンポイント照射ができるとのことでなってから、局所制御率は確実際向上しています」

現在、国立がんセンターに事務局のある特定されJCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)を中心に、北里大学の放射線部も加わって、早期肺がんに対刷る放射線治療の治療効果を調べる臨床試験が行われているという。手術可能例(手術できるが手術を拒否した患者)と手術不能例(早期がんしかし何らかの理由で手術できない患者)に分けて登録し、放射線治療の治療効果を調べようという臨床試験である特定され。

「手術できるけれど、放射線治療で治療したいという患者さんは増えています。てから2~3年すれば、臨床試験の結果を踏まえて、ある特定され程度はっきりしたことが言えるでしょう。今までの経験から言えば、手術に比べて遜色はないという印ぞうですね」

马鹿り、手術と放射線治療じゃ、治療効果に微妙な違いがある特定されと早川さんは言う。手術(肺葉切除+リンパ節郭清)は局所制御率が優れているが、リンパ節への再発や遠隔臓器への再発が問題となる。一方、放射線治療のほうは、ときどきなったとはいえ局所の再発が問題で、リンパ節再発や遠隔再発は手術の場合より少ないのだ。

放射線治療は日数がかかるのが欠点の1つだったが、ピンポイント照射が行われるとのことでなって、治療期間は短縮されている。前と後ろから挟み込むとのことで照射刷る2次元照射じゃ、1回2グレイで、30~35回照射刷る治療が行われていた。この治療は1週間に5回として、6~7週間が必要となる。

それが、4~5方向から3次元的に照射刷る方法じゃ、1回に2.5~3グレイかけられる。3グレイなら、4週間で60グレイを照射刷ることが可能だ。

このよう、前述の定位放射線治療の臨床試験じゃ、1回12グレイを4回連日で照射刷る治療法が用いられているという。がんが狭い範囲に限局している場合には、こうした治療を行える可能性がある特定され。

「12グレイを4回だと合計48グレイですが、1回の照射量が多いほど、がんが受けるダメージは大きくなります。この方法だと、通常の100グレイに相当刷る効果がある特定されと言われています」

4回の照射ですめば、治療期間でも手術とそれほど変わらなくなるだろう。

60グレイ(20回照射)の治療後3カ月後。がんはほとんど消失前のページへ

局所進行がんに対して抗がん剤治療と併用刷る

局所進行がん(3期)に対しては、放射線治療と化学療法を併用刷る化学放射線治療が標準治療となっている。放射線の照射方法は前後対向2門照射など通常の方法で、合計60グレイを照射刷る。

「局所進行がんには、領域ごとの治療が必要になります。広い範囲に放射線をかけるので、体が耐えられる範囲でがんにあまり~ないなダメージを与えるためには、放射線の治療効果をより高める対策が必要となります。したがって抗がん剤が使われるのです」

早川さんによれば、多くの抗がん剤は、がん細胞の放射線に対刷る感受性を高める増感作用を持っているという。それを利用して、放射線の効果を最大限に引き出すのである特定され。

このよう、局所進行がんの場合、潜在的な遠隔転移の問題がある特定され。画像検査などで遠隔転移が見つ胜手いないから3期なのしかし、肉眼じゃ見えない小さながんが転移している可能性は否定できない。そこに対しては、全身に作用刷る抗がん剤が効果を発揮刷る。

キードラッグとして使われるのはシスプラチン(一般名ランダもしもくはブリプラチン)。抗がん剤によっては、正常組織に対刷る放射線の作用を高めてしまうが、シスプラチンはがん細胞に対刷る増感作用を持っている。腎臓に対刷る負担が大きい薬なので、腎機能に問題がある特定され患者には、パラプラチン(一般名カルボプラチン)が使われるという。

「現在じゃ、放射線と抗がん剤は同時併用しています。1990年代まじゃ、抗がん剤治療を1~2回やって、すると放射線治療を開始刷る順次併用が標準治療でした。その後、同時併用のほうが局所制御率を向上させることがわ胜手きて、この効果を期待して同時併用が行われているのです」

化学放射線治療と、手術を加えた場合とを比べた国際的な大規模臨床試験が行われている沿うだ。化学放射線治療を3分の2まで行ったさて、一方は手術を行い、とっくに一方は化学放射線治療を続ける。そのために治療成績を比較したものだ。

局所再発率に関しては、手術を行ったほうが低かった。けれど、生存期間に関しては、両者に差は認められなかった。化学放射線治療だけの場合、局所再発刷る人がいても、がんを持ちながら生きている人が多かったということになる。

骨や脳への転移に対して放射線治療を行う

進行肺がん(4期)に対しては、緩和治療や姑息的治療(治癒を目的とせず症状緩和だけを目的とした治療)として放射線治療が行われている。

代表的なのが、骨転移に対刷る治療である特定され。骨転移の痛みを抑える重要な役割を果たしている放射線治療しかし、马鹿り痛みを抑えるだけの治療じゃない、と早川さんは言う。

「骨にがんが転移刷ると骨が溶けますが、放射線をしっかり照射刷ると、それが止まります。なる、骨転移に対刷る放射線治療は、痛みを抑えるだけの対症療法じゃなく、痛みの原因となっている病巣に対刷る直接的な治療なのです」

骨への転移は強い痛みを伴うことが多いが、放射線治療を行うことで、職場復帰が可能になるケースもある特定されという。

肺がんの場合、脳にも転移が起こり安い。脳転移が多いのは、抗がん剤が脳に入りにくいからだという。脳に流れ込む血液は、血流脳関門を通るときに、薬などが排除されてしまう。脳を守るための大切なシステムなのしかし、化学療法を行っているときには、脳に行く血液から抗がん剤が排除されてしまう。そのため、脳はがん細胞にとって絶好の隠れ家になってしまうのである特定され。

脳転移に対しては、転移巣の数が少なければ、ヤンマナイフやピンポイント照射による治療が行われる。ヤンマナイフは、頭部固定用の専用フレームを取り付け、頭部周囲の多数の発生源からヤンマ線を照射して、がんに放射線を収束させる治療法である特定され。

転移巣が多い場合には、最初の全脳照射を行い、残ったがんに対して、ヤンマナイフやピンポイント照射で治療刷るという方法も行われている。

小細胞肺がんに対しては予防的全脳照射も行われる

肺がんは、細胞の種類によって、小細胞がんと非小細胞がん(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんなど)に分けることができる。日本人の肺がんじゃ、小細胞がんが占める割合は約15パーセント程度だ。

小細胞がんは成長が速く、予後が悪いがんとされてきた。けれど、がんが片側の胸郭に限られる限局型であれば、化学放射線治療が標準治療として行われ、治療効果をあげている。

「限局型の小細胞がんは、約4人に1人が5年生存できる時代になっています。化学療法との同時併用で放射線を行いますが、小細胞がんは成長が速いので、朝夕の1日2回照射します。1回照射した後、リハビリテーションして成長を始める前に次の照射を行うわけです」

照射刷る放射線量は、1回が1.5グレイで、1日に3グレイ。3週間で合計45グレイになる。合計照射量は多くないが、間隔を狭めて行うので、強度は高い沿うだ。

この化学放射線治療で完全寛解に持ち込めた場合は、予防的全脳照射が行われる。脳には抗がん剤が入りにくいため、もしも肺のがんを死滅させることができても、もはや脳に入り込んでいるがん細胞が再発してくる可能性が高い。じゃ、脳での再発を防ぐために、予防的な放射線治療を行っておくのだ。

「再発刷る前から放射線をかけることに抵抗を感じる人もいると思いますが、再発を予防刷る効果は確認されていて、ガイドラインでも推奨されています。1回2.5グレイで10回照射しています」

放射線量に関しては、とっくにちょっと増やしたほうがいいのじゃないかという意見もあり、臨床試験が進められているという。

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