悪性線維性組織球腫/CT検査皮下脂肪ほど黒くないが、全体に黒っぽく濃淡がある特定され点を疑う
57歳の女性Xさん。1年ほど前より左足付け根部分の痛みが強くなり、次第に歩行しづ楽なってきた。その3カ月後にはまったく歩けなくなった。近くの病院へ行くと整形外科に回され、軟部腫瘍の疑いがある特定されとして、国立がんセンターを紹介された。CT検査をしたのちに、針生検査を行い、悪性線維性組織球腫である特定されことがわかった
痛みなどの自覚症状に乏しい腫瘍
筋肉や脂肪などの軟部組織にできる腫瘍を軟部腫瘍といいます。良性と悪性があって、悪性のほうは肉腫と呼ばれます。がんじゃある特定されのですが、内臓にできる“がん”と違いは刷るために、このような呼び方をします。
肉腫にはさまざまな種類がありますが、比較的多い悪性骨肉腫でも、日本全国で年間200例ほどしか見つかりま線。それで肉腫は珍しい“がん”といえるでしょう。
その中で悪性線維性組織球腫はわりと頻度が高く、50歳代以降の中高年に多く発生します。発生し安い部位としては、腹壁、骨盤壁、胸壁などがあげられますが、全身のいたるところにできる肉腫です。
「一般に軟部腫瘍は大きくなればコブを誘導して皮膚が盛り上がったり刷るので、その場合は受診のきっかけになり安いのですが、悪性線維性組織球腫は時としてすごくやわらかくて、臓器の隙間を這うとのことでして大きくなります。初期じゃ痛みなどの自覚症状はほとんどないので、発見が遅くなりがちです」(森山さん)
もしも受診をしたとしても、肉腫の診断に慣れている医師でないと、腫瘍の存在に気付かなかったり、良性腫瘍と違いはがつかずに経過を見ていく方針に刷るケースが多いのじゃないかと推測されています。
腫瘍が浸潤して骨が破壊されているとみる
马鹿りXさんのケースじゃ、ご本人が受診を躊躇していたと思われる形跡が検査画像から見てとれる沿うです。検査画像ははじ骨よりちょっと上のCTの横断面なのですが、これを見つつ、森山さんは次のとのことで指摘します。
「検査画像じゃ骨が白く、脂肪が黒く写っているのですが、向胜手左の右足の大腿骨頭このようその内側の坐骨がくっきりと写っています。それがその対称にある特定されべき左側の大腿関節部と坐骨は、一部しか写っていま線。残りは腫瘍が浸潤して破壊されてしまっているとみることができます」
浸潤とはがんに組織が侵食されている様をいいますが、悪性線維性組織球種には浸潤性の高いタイプが一部あり、手慣れた医師じゃ、この画像このようXさんの年齢を考慮して、悪性線維性組織球種を疑う、と森山さんはいいます。
他にも、悪性線維性組織球種を疑う要素がある特定され沿うです。
「腫瘍が大腿骨頭や坐骨、筋肉の間に入り込んでおり、相当柔らかいタイプである特定されことがわかります。色は皮下脂肪ほど黒くはありま線が、全体に黒っぽく、さらにその黒さに濃淡があります。これも肉腫の一種である特定されことを想像させます」(森山さん)
腫瘍内部の濃淡も手がかりに
腫瘍は巨大化刷ると、栄養が充分に行き渡らない部分が出てきて壊死したり、休眠状態になったりします。画像じゃその部分は黒っぽいなかでも、周囲と比べて幾分濃くなるのだ沿うです。Xさんの検査画像じゃ、大腿骨頭の下方にそれが広範に及んでいることが見てとれます。
「马鹿りし肉腫は種類が多く、画像所見じゃおおよその察しはつくのですが、特定刷ること派手きま線。Xさんの場合、滑膜肉腫や筋肉にできる肉腫、脂肪肉腫との違いはが必要でした。肉腫の確定診断は細胞や組織の一部を採取して、顕微鏡で覗く病理学検査によって行います」(森山さん)
その結果、Xさんの腫瘍は悪性線維性組織球種と診断されたのです。診断を受けて、再度、複数のCT検査画像を検討し、治療方針が決定されました。
「Xさんの場合、比較的悪性度の高いタイプでしたので、転移を防ぐために左骨盤の3分の1の切除、とだけでなく左足付け根からの切断になりました。完全に大きな手術となりましたが、その甲斐あって手術後2年経った時点でも転移はなく、元気に過ごされています」(森山さん)