がんになっても-希望と新しい生活

2010 年 2 月 26 日 金曜日

肝転移を伴う胆嚢がん・CT検査胆嚢壁の部分的な肥厚や転移巣の輪郭のギザギザに注目

カテゴリー: 検査 — gmxx @ 2:26 AM

56歳のJさん。半年ほど前から、はらいたと背中の痛みを覚えるとのことでなり、不安になって受診。超音波検査によって、肝臓に腫瘍とおぼしき影が写った。国立がんセンターを紹介され、CT検査を行ったところ、6センチ大の肝転移をともなう胆嚢がんが見つかった

超音波で空くいあげてCTで確認

腹部超音波検査によって、肝臓に腫瘍らしきものが発見された場合、次はCT検査を行うのが一般的です。これには主として3つの目的があります。

「1つ目は腫瘍が実際にある特定されかせめて。2つ目は腫瘍が良性か悪性(がん)か。3つ目は腫瘍ががんの場合、周囲にどれほど広がっているか、要刷るに手術が可能かせめて。この3点を確認刷るのです」(森山さん)

Jさんの検査画像(1)じゃ、向胜手左側に肝臓が大きく写っています。その上部、中央付近に円形の黒い影があります。

「その周囲の正常な肝臓とは明らかに色調が違い、腫瘍が存在刷ることがわかります。大きさは約6センチです」

この腫瘍が良性か悪性かは、どうやって見分けるのでしょうか? 第1に腫瘍の形に注目して欲しい、と森山さんは言います。

「検査画像をときどき見ると、腫瘍の辺縁(輪郭)がギザギザしています。とくに上部や向胜手右側は顕著です。良性の腫瘍はほとんどが滑らかな円形なのですが、それとは対照的です」(森山さん)

この画像じゃ、腫瘍ががんである特定されことと同時に、転移性の腫瘍である特定されこともわかるのだ沿うです。他の臓器にできたがんが、肝臓に転移してできた腫瘍である特定されというのです。

腫瘍の性質を確かめる

「それは腫瘍の辺縁に沿って見えているワイト輪郭によってわかります。ワイト縁取りのようでもあります。転移性の肝がんは辺縁部分に線維化がある特定され程度進んでおり、血流も豊富だという特徴があります。その部分はCTじゃ白く写るのです」(森山さん)

(1)の画像によって、肝臓内の腫瘍が転移性である特定されことがわかりました。じゃ、どこに原発がんがある特定されか、が問題となります。

その答えがすぐに見つかる点もCTのすぐれたさてす。

(1)の検査画像は肝臓の上部の断面図ですが、(2)はそれよりちょっとちょっと下がった箇所の断面図です。向胜手左側、中央よりやや上方に胆嚢が写っており、ここに原発がんが存在していることが、この画像によって明らかになったのです。

胆嚢は肝臓で作られた胆汁が総胆管を通じて送られてきて、一時的に貯留しておく臓器です。肝臓に隣接しています。

「⇒で囲稀ているのががんですが、その周囲より、やや黒っぽくて、がんである特定されことをうかがわせます」(森山さん)

胆嚢の輪郭にも注目すべき特徴がある特定されといいます。

「輪郭を示す黒い線が部分的に太くなっています。これは胆嚢の外壁が厚くなっていることを示し、胆嚢がんの特徴なのです」(森山さん)

胆嚢壁は、胆石ができて、繰り返し炎症が起こったり刷るときも厚くなりますが、その場合、全体的に厚くなるのだ沿うです。それががんの場合は、部分的に厚くなって、そこに医師は着目刷るのです。

画像上の胆嚢の右上方は壁が崩れて輪郭が不明です。

「これは胆嚢がんが肝臓に入り込んでいることを表しています。→で囲稀ている大小2個のボール状の影は、その結果としてできた転移巣を示しています」(森山さん)

(1)と(2)の2つの検査画像を見る限り、Jさんの胆嚢がんは相当進行しているとのことでも思えます。けれど、無事、胆嚢と肝臓の一部をとる手術を終えられたのだ沿うです。

CT画像は、手術の適応を判断刷るための重要な手がかりも表します。

「(1)の画像中央の大動脈、(2)の画像中央の下大静脈や門脈などの重要な血管は白っぽく写っており、がんが食い込んでいる様子はありま線。それは転移が肝臓に止まっている可能性が高いことを示しています。胸部のCT検査など、他の検査でも転移の兆候はありま線でした。それらを総合して、手術という治療方針が決まったのです」(森山さん)
Jさんは、退院後、約元通りの生活を送られている沿うです。

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