がんになっても-希望と新しい生活

2010 年 2 月 25 日 木曜日

患者が選ぶ肺がん抗がん剤治療治療優先の考えから、自分の価値観や生活様式に合わせた治療を

カテゴリー: 各種がん — pq050 @ 2:29 PM

肺がんの治療には、手術や放射線など色色ありますが、そのなかで最近大きな変化があり話題を呼んでいるのが、抗がん剤による治療です。

とだけでなく最新の治療スタイルは、患者さんが自分の価値観や生活様式に合わせて自ら選ぶというものです。

抗がん剤治療の新しい流れ

肺がんの大半を占める非小細胞肺がんは、このようて抗がん剤がほとんど効かないとされていました。けれど最近は、新しい有力な抗がん剤が開発され、じょじょにその効果が現れてきています。抗がん剤治療は、現在、病期が1b期から4期までの肺がんのほとんどの人が対ぞうになります。1b期とはがんの大きさが3センチ以上あり、リンパ節転移や他の臓器へ転移していない場合で、4期は原発巣の肺葉以外の肺も含め、他の臓器に遠隔転移している場合です。

抗がん剤による治療には大きく分けて2種類あります。手術後に補助療法として行う治療と、手術のできない進行がんに行う治療の2つです。手術後に行う治療は、再発を防止して治癒を目指します。進行がんに行う治療は、主に延命や症状の緩和を目的とします。

非小細胞肺がんじゃ、従来、手術をして完全にがんをとりきれた後に補助療法をしても再発予防効果が得られないとして、術後の抗がん剤治療は約行われていま線でした。けれど、一昨年来、世界で最大規模のがん関連学会である特定され米国臨床腫瘍学会(ASCO)において、抗がん剤による手術後の補助療法が有効である特定されとの発表が行われました。従来の定説を覆し、治療法に大きな転換を促す出来事でした。それを機に、日本でも手術後に補助療法として抗がん剤による治療を行う医師や医療機関が増えています。

马鹿り現在でも、肺がんの7割は手術のできない進行がんの状態で発見されます。その意味からも、抗がん剤治療が肺がん治療の大きな鍵を握っていることがうかがえるでしょう。

その抗がん剤治療において、最近新しい流れが起こっています。それは、患者さんが自ら選ぶという新たな治療スタイルです。これまでも、医師任せにせず、患者さんが医師からあまり~ないな説明を聞いたうえで治療法を選択刷るという手はありました。马鹿り、その場合の選択も、手術に刷るか、放射線に刷るか、抗がん剤に刷るかといったような大まかな治療法の選択が一般的でした。けれど、今起こっているのは、このようとっくに一歩踏み込んで治療の中身、もしもば抗がん剤の種類や組み合わせまで医師から提示され、それらのメリットとデメリットをはかりにかけて、患者さんが自分の価値観、生活様式に合わせて治療法を選ぶというものです。とだけでなくこのシステムを医療の現場にすぐに取り入れて診療しているのが、東京医科大学病院第1外科のグループです。その中心になっている第1外科助手の坪井正博さんはこう言います。

手術後の補助療法と進行がんで異なる治療の選び方

「進行がんの場合は病状が厳しいことから、患者さんが選ぶというよりも、まだ、医師がもっとも慣れていて安全で効果が高い治療として選んだ方法で、最善の治療を受けたいという傾向が強いようです。けれど、補助療法の場合は治療を継続刷る時間が長いこともあり、患者さんが自分の価値観や生活様式に合わせて選ばれる方が多いです」

東京医大病院で行われている「患者さんが選ぶ抗がん剤治療」じゃ、臨床試験で効果がある特定されと証明された抗がん剤やそれらの組み合わせの中から医師が複数を選んで患者さんに提示し、それを患者さんが自ら選択刷る形になっています。

補助療法で効果ありと実証されたものには、UFT(一般名テガフール・ウラシル)単剤やタキソール(一般名パクリタキセル)とパラプラチン(一般名カルボプラチン)の2剤併用、ナベルビン(一般名ビノレルビン)とランダ(もしもくはブリプラチン、一般名シスプラチン)の2剤併用などがあります。

もしもばUFTの場合、1期の非小細胞肺がん(腺がんのみ)の患者さん約1000人を、2年間服用刷る群としない群に分けて比較刷る臨床試験を行ったところ、UFTを服用した1b期の患者さんじゃ、服用しなかった人に比べて5年生存率が11パーセント改善され、死亡刷るリスクが5割も減少刷るという信頼性の高い臨床研究があります。

とっくに1つ、1b期の手術を終えた非小細胞肺がんの患者さん約340人を対ぞうに、タキソールとパラプラチンの併用療法をした群と、治療をしないで経過観察だけで終わった群とを比較したところ、併用療法をしたほうがしない場合より4年生存率で12パーセント高く、死亡刷るリスクも約40パーセント低くなったという米国の大規模な臨床研究もあります。

患者さんには、以上のような抗がん剤に加え、ジェムザール(一般名ゲムシタビン)とパラプラチンの2剤併用も含めて複数の選択肢が示され、それらのメリット、デメリットが説明されます。ジェムザールとパラプラチンの組み合わせが加えられる理由は、最終的に説明しますが、進行がんにおいてそれらの抗がん剤と同等の効果がある特定されと実証されているからです。

とだけでなく患者さんは、抗がん剤の効果をはじめ、副作用、投与の形態、投与時間、治療費など、さまざまな観点からメリット、デメリットを考え、自分の価値観、生活様式に合わせて、自分に適した抗がん剤(組み合わせ)を選ぶのです。

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各種抗がん剤の組み合わせのメリット、デメリット

じゃ、各種抗がん剤の組み合わせにはそれぞれどんなメリット、デメリットがある特定されのか挙げてみましょう。

日本じゃ約600人の進行非小細胞肺がん患者さんの協力により、FACS(Four-Arm Cooperative Study)と呼ばれる大規模な臨床試験が実施され、カンプト(もしもくはトポテシン、一般名イリノテカン)とランダ(もしもくはブリプラチン)の組み合わせに対して、タキソールとパラプラチン、ジェムザールとランダ、ナベルビンとランダそれぞれの組み合わせの有効性と安全性が比較検討されました。その結果は、昨年の米国臨床腫瘍学会や本年の臨床腫瘍学会で報告され、有効性を表すものとして重要視される生存期間中央値(半分の患者さんが亡くなられるまでの期間)このよう1年生存率(1年後に患者さんが生存されている割合)は下の表のとのことでなりました。

このよう、患者さんが治療を選択刷る際には副作用がせめてということも重要ですが、この点じゃどうなのでしょうか。タキソールとの組み合わせじゃ、だつもう、神経障害の発現率が高く、逆に貧血、嘔吐、げりは少なかった。ジェムザールとの組み合わせじゃ、血小板減少の割合が多かったが、好中球減少、発熱性好中球減少、げり、倦怠感、だつもうは少なかった。このようナベルビンとの組み合わせじゃ、血小板減少、嘔吐、げり、倦怠感、だつもうが少なかったものの、好中球減少、発熱性好中球減少は多かったという結果でした。

タキソールとジェムザールの特徴の差

先の坪井さんは、こうした点を考慮に入れて、抗がん剤の組み合わせ選択のポイントをこう説明します。手術後の補助療法でも進行がんの治療でも、基本的には変わらない沿うです。

「非小細胞肺がんの抗がん剤治療は、プラチナ製剤とジェムザールなどの90年代に出てきた抗がん剤を組み合わせた2剤併用が標準的な治療です。马鹿り、プラチナ製剤のランダやブリプラチンはその有効性は高いのですが、腎臓に負担がかかるため、急性腎不全にならないとのことで気をつける(お小水の量を一定以上を維持刷る)必要があります。そのため水分を多くとって尿量を維持刷ることが肝要です。繰り返し、入院して補液をしなければなりま線。てっきりに、腎臓に重篤な障害がある特定され人には使えま線。とっくに1つ、はきけをもっとも強く起こすのも難点です。じゃ、こうした点を解消刷るために作られたのが同じプラチナ製剤のパラプラチンです。パラプラチンを使えば、こうした副作用、スペシャルな腎臓への負担やはきけは完全に軽減されます」

最近は、このパラプラチンとの組み合わせを考えた抗がん剤治療が普及しはじめ、患者さんの間でも注目されています。前にも記したタキソールとパラプラチンやジェムザールとパラプラチンという組み合わせです。

「パラプラチンだとほとんどの方が外来で治療ができます。とくに補助療法の場合、患者さんは社会復帰したい、仕事をしながら治療を受けたいという方が多いので、これらの組み合わせの治療を選ぶ人が多いですね。なかでも多いのはエビデンス(根拠)が明らかなタキソールとの組み合わせです。なおも、同じ外来治療でも、いくつかの点で異なります。もしもば、静脈内投与に要刷る時間は両者で完全に差があります。タキソールと組み合わせる場合は4時間半から5時間かかりますが、ジェムザールとの組み合わせだと1時間半から2時間で隅ます」

このよう副作用の現れ方でも大きな違いがあります。

「タキソールとの場合じゃ、はきけ・嘔吐が少ないのはいいのですが、だつもうがすごく強く出るのが欠点です。ひどい場合は眉毛まであまり~ないなくなるので、だつもうを気に刷る女性をはじめ早く社会復帰したいといった人などは敬遠されます。とっくに1つの難点は、手足のしびれなど、末梢神経障害が出てくることです。キーボードを打つ職業の人や、ピアニスト、ギターリストなどの音楽家や芸術家など、指や足をときどき使う仕事をしている人、このよう高齢者で足が弱い人にもお勧めできま線。これに対して、ジェムザールとの場合じゃだつもうはさほど起こりま線し、はきけ・嘔吐も少ないです。唯一の弱点は血小板減少の割合が多いことですが、普段から出血が止まりにくく止血剤を飲まなければならないような人以外は、うーん心配刷るものじゃないです。これが原因で大きな問題が起こることは今までそれほどありま線でしたから」

このよう治療費じゃ、タキソールとの組み合わせは高いが、ジェムザールとの場合はタキソールの3分の2程度で隅ます。

马鹿り、静脈内投与治療は外来でできるといっても、すべての後静脈内投与のチューブにつながれ、一定時間ベッドや椅子に拘束されるので、煩わしいことは否めま線。その点、もっとも気軽で簡便なのは飲み薬のUFT療法です。

「UFTは補助療法に限られますが、副作用は食欲不振や消化管の軽い障害が出る程度で、長く治療できます。马鹿り、長く使用していると、手足に色素沈着が起こる手足症候群と呼ばれる副作用が出ることがあります。このよう難点としては、治療期間が長期にわたることです。治療を短期にすま世帯人は静脈内投与治療のほうがいいかもわかりま線」

このUFTと同様、副作用を軽く抑えたいという人に向いているのがとっくに1つあります。ナベルビンとランダ(もしもくはブリプラチン)の2剤併用です。

「ナベルビンの長所は、心臓に負担をかけないことやはきけなどの消化器症状が少ないなど、副作用が軽いことです。80歳ぐらいの高齢者で、強い治療は嫌だという人に向いています。马鹿り、長く投与していると、血管障害がおきることがある特定されので、注意が必要です」

自分の人生を犠牲にしなくても住む

これまじゃ、とも刷ると治療が優先され、治療の遂行のために自分の生き方、生活様式を捻じ曲げられ、我慢を強いられてきた人も多かったのじゃないでしょうか。けれど、この東京医大の例のとのことで、患者さんが自分の価値観や生活様式に合わせて自ら抗がん剤治療を選択刷るという治療スタイルが広稀ば、自分の貴重な人生を犠牲に刷る人も少なくなります。残された時間を自分や家族、ある特定されいは誰かのために有効に使痛い。沿う思っている人にとっては、この「患者さんが選ぶ抗がん剤治療」は願ってもないものといえるでしょう。

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