がんになっても-希望と新しい生活

2010 年 2 月 19 日 金曜日

「できない」いい治療を患者の立場に立って「病診連携」で解決再発乳がんの最先端治療を待ち時間少なく、快適に

カテゴリー: 各種がん — yangxx1991 @ 2:52 AM

再発乳がんの有効な化学療法が登場しているのに、とても臨床応用に踏み切れないという病院の悩みに、地域のクリニックが応えた。防衛医科大学校病院第一外科と、同地域にある特定されくにとみ内科外科クリニックは、日本じゃすごく珍しいがん治療の「病診連携」を実現している。大学病院からの指示により、クリニックが最先端の治療を外来で展開しているため、患者はQOLを維持しながら満足感の高い治療を受けることが可能となった。

歓迎される土・日診療や快適な静脈内投与室

「仕事を続けながら治療を受けられるのはすごく有难いです。高額な治療費を捻出刷るためにも働く必要がありますから」

ベッドに横たわって静脈内投与を受けながら、渡辺弘美さん(43)はこう話す。渡辺さんは今年6月、防衛医大学第一外科の佐藤一彦医師(35)から、乳がんの再発を伝えられた。その1年半前に同外科で乳房温存療法を受け、その後術後治療を行なったが、腰に痛みを覚えるとのことでなる。子どもを抱いたり刷ることが多い保育園の保育士なので、「職業病かな?」とそれほど気にしていなかったのしかし、腫瘍マーカーの推移などから骨に転移していることがわかった。

佐藤医師は、「治りにくい病気なので、長い戦いになります」と話し、分子標的薬のハーセプチン(一般名トラスツズマブ)にタキソール(一般名パクリタキセル)を組み合わせた最新の化学療法が有効である特定され可能性が高いと説明した。とだけでなく、防衛医大と「病診連携」している所沢駅前のくにとみ内科外科クリニックで治療を受けてはせめて、と提案した。ここなら土・日も診療している。

「『このやり方なら、治療を受けられる』と思いました。防衛医大で治療を受けると、待ち時間も長杉て、すごく耐えられなかったと思います」(渡辺さん)

現在、再発乳がんに対してハーセプチンとタキソールの併用療法がもっとも有効とされている。けれど、従来の抗がん剤治療は3週に1度刷るのに対して、この療法は毎週刷るのが必須。対応するでも病院を訪れる患者数は3倍に増える。がんセンターや大学病院などじゃ、今でも患者が殺到し悲鳴を上げており、これ以上増えても対応しきれないというそれが多い。「だ辛いい治療とわ胜手いても、現実際派手きない」という施設もある特定され。この問題を患者の立場に立って現実的に解決し、患者により良い治療を提供しているのが、防衛医大とクリニックの病診連携である特定され。

ハーセプチンとタキソールの併用療法の適応はHER2が陽性、強陽性の場合です

平時はクリニックで、非常時は病院で

病診連携とはもじ通り、大学病院などの病院と町の診療所の連携プレーをいう。地域の病院が、いわ马鹿かりつけ医と連絡をとりながら、それぞれの得意な仕事を役割分担して、患者にとってより有益な医療を実現しようというものだ。

日本じゃもっぱら糖尿病などの慢性病に病診連携が取り入れられてきた。もしもば糖尿病患者に対して、かかりつけ医は日頃から食事指導などで血糖値を管理し、合併症が現れたりして専門的な検査や治療が必要になったとき、病院や専門医を紹介刷る。逆に、病院じゃ、病状が安定すれば地域のクリニックにフォローしてもらうということが行われている。

けれど、米国などじゃがん治療においても病診連携はすごく普通のことのようだ。米国じゃ日本じゃ考えられないほど入院費が高額というじじょうもあって、病院で手術を受けても、すごく短期間で退院して、てからの化学療法などは地域のクリニックがサポートしていることが多い。

くにとみ内科外科クリニックは2001年の暮れに開院し、現在は佐藤一彦医師からの紹介で、約30名の再発乳がん患者の治療を受け入れている。このよう防衛医大の他の診療グループからも、大腸がん、胃がん、肺がんなどの患者の紹介を受けており、現在抗がん剤の静脈内投与により治療中のがん患者は50~60人、飲み薬も入れると全てで70~80人のがん患者が通院中だ。

クリニック内は、ゆったりと寝ながら静脈内投与を受けてもらえる環境を配慮し、全てで13台のベッドが用意されている。西武線所沢駅から徒歩3分という交通の便も好評だ。

「おそらく怖い町医者ですが、現在はほとんどがん専門医のようなかっこうです。马鹿りし、風邪を引いたお年寄りや子どもの急患など、地域の中での町医者の役割には最終的に対応刷るとのことでしています」(國富道人院長)

QOLを維持しながら最先端治療を

佐藤一彦医師は、日本乳がん学会の評議員を務めるなど、がん治療の第一線に立つ乳がん専門医である特定され。臨床試験などで、再発乳がんに対刷るハーセプチンとタキソールの組合せ投与の有効性にうっかりては、あまり~ない認識していた。それが、附属病院での臨床応用の環境には問題を感じていたという。

「従来の抗がん剤は3週間に1回ずつ投与刷るのに対して、ハーセプチンは毎週投与刷る薬で、さらに一度開始刷ると長期間続けていく必要があり、患者さんの来院回数はうなぎ登りです。それが、病院での私の診療日は月曜と金曜しかなく、すごくすべての、すべてのの患者さんに対応できないし、このよう、静脈内投与に追われる看護師にもとてもな負担がか胜手くることになります。臨床試験に携わり、いい治療だと思いましたが、『自分じゃ使えないな』と、二の足を踏んでいました」

入院せずに、QOLを維持刷る治療

このよう、患者のQOLの面からも、防衛医大病院の環境はとても厳しかった。

「再発乳がんの、治療の目的はせめて入院しないで、QOLを維持刷ること。それまでの生活に支障をきたさず、仕事を続けながら治療を進めることが大切です。それが、病院で静脈内投与治療を受ければ、午前8時に来院して午後3時、4時までか胜手しまいます。診療室も狭く、患者さんには椅子に掛けたままの静脈内投与で我慢してもらわなければなりま線」

こうしたことから、佐藤医師は、同じ防衛医大出身でな地味の先輩である特定され國富道人医師に、「病診連携で治療を引き受けてもらえないか」と相談した。國富医師はこう話す。

「おそらく怖い臨床じゃがんの患者さん马鹿りを診ながら、ハーセプチンと同じようながんの標的療法を研究してきました。その過程で沿ういう先進的な治療が患者さんに有益である特定されことを知り、町医者になっても、その研究を生かしたいと考え、化学療法を行うクリニックを目指したのです。けれど、自分一人じゃ限界があり、チームを組む必要があったのです」

前のページへ

病気とつきあうには毎週投与法が理想

佐藤医師と國富院長の病診連携は、治療手順(プロトコール)に対刷る二人のディスカッションから始まった。なかでも、はじめにあがってきた問題は、タキソールの毎週投与法にうっかりてのものだったという。

「タキソールは3週間に1回の投与が標準とされていますが、これじゃ副作用のため大きな白血球の減少や激しい神経障害が現れることが多い。これを外来でサポート刷るのはすごく辛い。その結果、投与量を減らし、そのため効果があまり~ないに現れないということが起こりがちです。一方、埼玉県立がんセンターや防衛医大など、埼玉県下の11の医療機関じゃ、乳がん治療の医療レベルを底上げして、標準治療をつブラクうと協議しており、その中じゃタキソールの毎週投与法を有効としています。じゃ、國富先生に、タキソールの毎週投与法が適応と考えられる患者さんの治療をお願い刷ることになったわけです」

間違いが起こらないような対策

現在、くにとみ内科外科クリニックに通院刷る約30名の再発乳がんの患者は、すべての、すべてのタキソールの毎週投与法を受けている。

佐藤医師はタキソールの毎週投与法が適応の患者を、バージョン1~6の6つに区分し、それぞれ完全に一致している治療手順を定めている。佐藤医師から國富院長への紹介状には、もちろんこのバージョンを示したカードがてんぷされ、もちろんに投薬の間違いが起こらないよう配慮されている。

國富医師は治療手順に沿って、個々の患者の毎週の治療を進めるとともに、継続的に検査データをメールやファッショウノウで佐藤医師に送信刷る。てっきりに何かトラブルなどがあれば、電話で報告刷る。このよう、患者は月に1回防衛医大病院で診察を受けて、佐藤医師が治療の進み具合をチェック刷る。佐藤医師は話す。

「ほとんどの患者さんには、喜んでこのやり方を受け入れてもらっており、『いやだ』という人は今のところ、一人もいま線。いまや國富先生は、日本で指折りのタキソールのユーザーです。こうした経験の中から、タキソールの毎週投与が、患者さんが病気とつきあっていくことのできる、体に优しい療法だとわ胜手きました」

劇的な効果も病診連携のお陰

初診時のCT検査で肝臓に20数個の転移がんが見られた(最上段)が、2クールの治療後は黒い影が消えている(最下段)

東京都東村山市に住む藤本美紀さん(58)は、2001年9月に市内の病院で乳がんの切除手術を受けた。術後乳製品販売の仕事に復帰し、同病院で抗がん剤(アドリアマイシン)とホルモン剤の併用療法を受けながら、3カ月に1回の検査を受けている。

それが、昨年暮れから全身の疲労感が著しくなり、肩に痛みを覚えるとのことでなった。同病院の診察で、「今度入院したら出られま線よ」と再発を告げられ、仕事をやめている。じゃ新たに防衛医大への紹介状をもらい、佐藤医師を受診した。

初診時のCT検査で、肝臓に20数個の転移がんがとらえられている。腫瘍マーカー(CA153)は160台を示した。通常なら「余命数カ月」といってもいい状態である特定され。佐藤医師の提案を受け、くにとみ内科外科クリニックで、タキソールとハーセプチンの毎週投与に入った。

2クールの治療を終える5月末、藤本さんは体がラクになり、肩の痛みがあまり~ない消えているのを感じていた。CT画像からは肝臓の黒い影が消えて、腫瘍マーカーは10台と正常値になっている。

「今じゃ、孫も抱けるとのことでなって、『仕事をやめるんじゃなかった』と思う暗い。タキソールの副作用で手足にちょっとしびれがありますが、これがひどくならないとのことで祈っています」と、藤本さんは自らの元気ぶりをアピールしている。佐藤医師もこう話す。

「毎週投与法は、臨床試験の結果に基づいてやっており、がんが消えたからといって奇跡が起こったわけじゃありま線。そこにしても、前医の施した化学療法は感心しま線。アドリアマイシンの投与回数が多い割には副作用の出方が少ないので、『なぜだろう』と思って問い合わせたところ、投与量が基準値を遥かに下回っていました。これじゃまったく抗がん剤投与の意味がありま線。そこに抗がん剤とホルモン剤の併用はたがいにの効果を弱めてしまう可能性もある特定され。基準を無視して、医師個々の勝手なさじ加減で投薬刷るのは適切な医療とはいえないのじゃないでしょうか」

病気をかかえながらも、長生き刷る

狭山市に住む小沢洋子さん(かな・40)は、2001年10月、右乳房のしこりが気になって防衛医大病院を受診した。見つかった腫瘍は2センチと小さかったが、手術をしたところもはやリンパ節に3個の転移があり、術後外来でアドリアマイシンを含む抗がん剤の投与を受けた。

今年になって、風邪を引いたわけでもないのにせきが出るとのことでなった。CT検査をしてもらうと肺に影が写っており、再発が確認された。佐藤医師のアドバイスで、くにとみ内科外科クリニックでハーセプチンとタキソールの毎週投与に入っている。

1クール目を終えたさて、佐藤医師の診断を受けると「ときどきなってきていますよ」と告げられた。現在、2クール目を終えるところだ。

「今受けている化学療法の副作用は、アドリアマイシンに比べるとぐっと軽いです。狭山茶の製造工場に勤めていますが、仕事を続けていられるのはすごく助かります」

小沢さんは、現状に当分の間ほっとしているようだ。佐藤医師は、これら再発乳がんの患者のとうびょうの心構えとして、いつでも糖尿病の話を刷る沿うだ。

「再発の乳がんは治るのは厳しいけれど、沿うかといって『あきらめなさい』ということじゃありま線。糖尿病も治りま線が、合併症を起こさせないとのことでコントロールしていけば、QOLも維持できるし、長生き刷ることもできます。再発乳がんも完治できなくても、肺転移などの広がりをできる限り抑えられるとのことでコントロールし、病気をかかえながらも生活できるわけです」

なる、糖尿病などの慢性病に病診連携が必要なのと同じとのことで、再発乳がんをコントロール刷るにも病診連携が必要ということなのだ。

とはいえ、病診連携は患者に身近なクリニックが担い手にならなければ意味がない。佐藤医師は、そのため連携が広く普及刷るためのカギを話す。

「がんの病診連携は、任せる病院側のリーダーシップや正確じゃなくした治療方針、受け入れるクリニック側のやる気や医療基盤の底上げがなければ成立しま線。加えてメーカーのMR(医療情報提供者)からの症例報告や副作用報告も必要。とだけでなく最終的には、患者さんの『こういう治療が受けたい』という声が後押し刷る。病診連携が普及刷るカギはここにあります」

したがっては、クリニックの医師たちが集まってがん治療や化学療法にうっかりてのセミナーなどの学習会を全国各地で開く、一般患者への啓蒙活動を積極的に展開していくなどが必要というのだ。患者がいい治療を受けられるとのことでなるためにも、是非この病診連携が広く普及して欲しいものだ。

前のページへ

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

このコメント欄の RSS フィード トラックバック URL

コメントをどうぞ

コメントを投稿するにはログインしてください。

Powered by WordPress