悪心・嘔吐から骨粗しょう症まで、やっかいな副作用の乗り切り方抗がん剤、ホルモン剤治療の副作用と対策
乳がんの治療じゃ抗がん剤、ホルモン剤による治療が欠かせない。けれど、この抗がん剤治療、ホルモン治療を効果的に生かすためには、副作用を上手くコントロール刷る必要がある特定され。その副作用対策の第一人者である特定され福岡大学病院教授の田村和夫さんにそのコツを聞く。
悪心・嘔吐、食欲不振、とだけでなくだつもう
乳がんは他のがんに比べると、抗がん剤やホルモン剤がときどき効く。反面、これらの治療にはやっかいな副作用もつきまとう。
実際に乳がん治療には、どんな副作用があり、どのような措置が講じられるのか。このよう患者は沿うした副作用に方法へ向かい合えばいいのだろうか。最初のは抗がん剤治療によって生じる副作用から見ていこう。
「乳がん治療で抗がん剤を使用した場合の副作用としてなおもだいたいのは悪心・嘔吐、食欲不振、そこにだつもうなど。他のがん治療にも起こる副作用ですが、遅かれ早かれも侮ることのできないやっかいなものです」
と、語るのは、がん治療の副作用対策に详しい福岡大学病院腫瘍・血液・感染症内科部長の田村和夫さんである特定され。
そのなかでも、ほとんどの乳がん患者が経験しているのが悪心・嘔吐、食欲不振などの消化器症状で、これらは乳がん治療の場合には、アントラサイクリン系の抗がん剤、アドリアシン(一般名ドキソルビシン)やファルモルビシン(一般名エピルビシン)、このようエンドキサン(一般名シクロホスファミド)を大量に使用した場合に、とくに顕著に現われる。なおもひとことで悪心・嘔吐といっても大きくは治療後24時間以内に現われる急性症状と、その後に起こる遅発性症状に分かれており、それぞれ対策は違っている。
「このようては急性の嘔吐に対しては、プリンペラン(一般名メトクロプラミド)、ステロイド剤暗いしか有効な対策はありま線でした。けれど現在じゃ、5-HT3受容体拮抗剤とステロイド剤を併用刷ることで急性の悪心・嘔吐は完全にコントロールが可能です。なおも遅発性の場合はステロイド以外有効な薬剤が見当たらないのが実情です」
と、田村さんは指摘刷る。
投与後1~2時間
CTZ(化学受容体引金帯)や
消化管が伝達経路
投与後2~7日
抗がん剤代謝産物や
精神的因子が関与
投与前24時間頃から
精神的因子が関与
難しい遅発性嘔吐の治療
現在は、急性の場合と同じとのことでステロイドと5-HT3受容体拮抗剤などが用いられているが、効果は今ひとつだという。马鹿りアメリカじゃNK-1受容体拮抗剤の制吐剤、アプレピタントが承認されており、近い将来には日本でも使用が可能になる模様という。
乳がんに限らないが、患者のなかには心理的な要因から悪心・嘔吐などの消化器症状を呈刷るケースが少なくないという。
「以前、抗がん剤治療などで厳しい状況を経験した患者さんには、そのことが心理的なトラウマになっていることが少なくない。私の経験じゃ4人に1人暗いは、治療を開始刷る前から不眠、気分が悪いなどの症状を呈します。治療でこのよう気分が悪くなるかもしもれないと予測した結果、体調に異変が現われてしまうのです」(田村さん)
この場合には、制吐剤はまったく効果はなく、安定剤、睡眠剤、このようカウンセリングなどの心理療法が行われることになる。
このよう食欲不振は体内の水分不足につながりや空く、投与した抗がん剤が排泄されず体内で高濃度に停滞刷る危険もある特定され。エンドキサンを大量に使用した場合には、その代謝産物が高濃度に膀胱に接触し、出血性の膀胱炎を引き起す危険もある特定されという。じゃ、沿うした危険のある特定され患者には1日2Lを目安に、積極的な水分摂取を進めていると田村さんはいう。马鹿り、だつもうに関しては、残念ながら薬剤などによる効果的な予防策はない。事前の、このようらやウィッグ、バンダナなどの準備をしておくと良い。
制吐剤は無効
不安、抑うつを軽減
カウンセリング
行動療法
抗うつ剤
治療前にレモン水摂取
味、においを工夫刷る
ベンゾジアゼピン系薬剤
ジアゼパム、ロラゼパム
Kris et al. JCO24:2932, 2006
白血球(好中球)減少は注意すべき副作用
この悪心・嘔吐と同じとのことで、多くのがんの治療に共通刷る副作用が、抗がん剤の骨髄抑制にともなう白血球減少だ。
抗がん剤を用いた場合は、白血球の中でも、とくに好中球が減少刷ることが多く、時には、それが重篤な感染症につながっていく危険もある特定され。このようては沿うした危険を回避刷るために、好中球を増加させる作用を持つG-CSF(顆粒球コロニー刺激因子:ノイトロジンなど)という薬剤が用いられていたこともあったが、現在はリスク完全に一致している使用刷るとのことでなったと田村さんはいう。
「乳がん患者さんの場合は、重篤な感染症が生じるリスクはうーん高いわけじゃありま線。このようては好中球が減少刷ると、医師も過敏に反応していましたが、現在じゃ、最近の研究結果から経口の抗菌剤であまり~ないにコントロールが可能です」
马鹿り発熱以外にはらいたやせきなどの症状がある特定され場合は重篤な感染症に発展刷るリスクが高く、このよう白血球減少が顕著で、発熱の可能性が20パーセントを上回る治療が使用される場合はG-CSFが用いられるという。
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粘膜の再生を待つのが基本
この白血球減少は発熱がなければ患者自身には自覚がないことも少なくない。それとは対称的に、患者に過酷な負担が強いられるのが、口内炎を初めと刷る皮膚・粘膜障害だ。
これは乳がん治療のスタンダードな薬剤の1つとして使用される5-FUをはじめと刷る代謝阻害作用を持つ薬剤やアントラサイクリン系、エンドキサンの使用によって発生刷る可能性がある特定され。なかでも、なおも発症リスクが高いのが、5-FUとも併用されることもある特定されメソトレキセート(一般名メトトレキサート)という薬剤だ。「抗がん剤の多くは、がんと同じとのことで分裂が活発な骨髄や皮膚、粘膜細胞にダメージを与えます。皮膚や粘膜は私たちの体を守る大切なバリアーで、破壊されると、白血球減少も相まって、深刻な感染症に見舞われる危険性もあります」
と、田村さんは指摘刷る。
沿うした粘膜障害で、なおもやっかいなのが口内炎だ。症状が重篤化刷ると口をあけるだけで激烈な痛みに襲われるため、食事がほとんど取れなくなることもあり、したがってあまり~ないな抗がん剤治療ができず、がんがこのよう進展していくこともある特定されから問題は深刻だ。
「副作用で粘膜障害が起こっている場合は、治療を中断して、粘膜の再生を待つことが基本になります。马鹿り口内炎の場合は、摂食障害につながることも多いので、鎮痛剤、時にはあさ薬を使用して症状緩和に努め、ちょっとでも食べてもらうとのことでします」(田村さん)
とっこうやくが見当たらないしびれ対策
このよう同じ抗がん剤治療による副作用で、最近になってとくに問題視されているのが、しびれをはじめと刷る末梢神経障害だ。これはタキソール(一般名パクリタキセル)、タキソテール(一般名ドセタキセル)などタキサン系の抗がん剤を用いた場合に、とくに起こり安い副作用である特定され。
これらの薬剤は、乳がん治療の第一選択として用いられることもある特定されから要注意だ。
「同じタキサン系の抗がん剤でも、タキソールとタキソテールじゃ、現われる副作用は異なります。タキソテールの末梢神経障害は軽いが、浮腫が現われることがある特定され。一方、タキソールのほうは急性症状として筋肉痛や神経痛が生じるほか、治療回数が重なるに連れて、手や足の指がじんじんとしびれ、痛みも伴います。感覚がマヒ刷るので、熱いものや冷たいものは素手じゃ触らないとのことでし、手袋などを利用刷ることも心がける必要がある特定されでしょう」
と、田村さんはこの副作用にうっかりて語る。残念ながら、現段階じゃこのしびれに対刷る効果的な対策は見出されていないのが実情だ。繰り返しは、抗けいれん剤やビタミンB12などが使われるが効果は今ひとつだという。このよう漢方薬が用いられることもある特定されが、その効果は個人差が大きい。沿うした状況から、田村さんはタキソールを使用していて、しびれが強く現われ日常生活に支障がでた場合は、その時点で減量刷るか治療を中断刷るという。
沿うしたなかで、注目が集まっているのが、現在、日本でしびれなどの治療薬として臨床試験が行われているジブレードナだ。現在、第3相試験が行われているが、結論は出ていない。
ホルモン治療にもつきまとう副作用
さて、こうした副作用が現われるのは、抗がん剤治療だけとは限らない。抗がん剤と比べると、比較的副作用が穏やかだったこともあってか、これまじゃうーん問題視されなかったが、実はホルモン治療でも、関節痛や骨粗しょう症などの副作用が現われる。これらの場合の対応はどんなものだろう。
田村さんは対ぞうとなる患者が閉経前か後かで、使用される薬剤が異なりこのよう、副作用の現われ方も違うという。
「ホルモン治療だって人為的に卵巣機能ある特定されいはホルモン産生を低下させて女性ホルモンを抑える治療です。閉経前の女性にとっては、ホルモンバランスが乱れるため更年期障害に共通刷るさまざまな症状が現われます。一方、もはや更年期を迎えている人の場合は、もともと女性ホルモンの分泌が低下しているのですから、ホルモン剤の作用も穏やかです。てっきりに、沿うした人たちにも多様な症状が現われます。なおも、遅かれ早かれの場合も対策は共通しており、更年期障害と同じ治療を実施します」
もしもば関節痛じゃ、もはや更年期に達している人の場合には、ホルモン治療の影響もさることながら、加齢によって訪れる変形性関節症の症状であったり、骨粗しょう症の悪化である特定されことも少なくないという。とはいえ、ホルモン治療が原因で関節痛の悪化が考えられる場合は、使用しているホルモン剤の切り替え、消炎鎮痛剤の投与など、状況完全に一致している柔軟な対策が講じられるという。
最低限知っておきたい副作用のこと
一方、閉経前の患者にホルモン治療を行うと、急激にエストロゲンが低下刷るため、骨みつどが低下し、骨粗しょう症が起こることもある特定され。このよう閉経後の女性でも、もともと通常より骨塩量が低下している患者の場合には、骨粗しょう症が急激に進むこともある特定され。沿うした場合には、ホルモン剤としてアロマターゼ阻害剤を使用している場合には、より骨への影響が小さいタモキシフェンに薬剤が切り替えられ、このよう骨粗しょう症治療薬のビスホスホン酸、骨みつど増加に関係刷るビタミンDが併用されることも多い。
このようホルモン治療の副作用として、とっくに1つ見逃すことができないのが、うつ傾向など精神面の症状だ。これにはどんな方策がある特定されのだろうか。
「症状が重篤なうつ病にまで進んでいる場合は、精神科医の診察により、薬剤の処方やカウンセリングが行われることになる。けれど、症状が軽微な場合は、人に話を聞いてもらうだけでも症状が改善刷ることも少なくない。したがっても、沿うした精神面での不安がある特定され人は緩和ケアチームや相談機能のある特定され医療機関を治療の場として選択刷ることも大切でしょうね」
と、田村さんは語る。
このよう、こうしたホルモン治療の影響も含めて、副作用を克服刷るには、患者自身が治療に参加刷ることが重要な意味を持っていると、田村さんはこうも語る。
「最低限でも自分が使用している薬剤の名称と効果、そこに副作用の現われ方を理解しておくべきでしょう。人間の心と体はいったいのものです。沿うした知識がある特定されと、副作用による症状が現われても、落ち着いて対処ができる。それがやっかいな副作用を最小限にとどめる力につながっていくのです」
症状が現われたときのために、事前の準備を整えておくことも、大切な副作用対策といえ沿うだ。
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