がんになっても-希望と新しい生活

2009 年 12 月 29 日 火曜日

がんの組織の種類によって治療がそれぞれ異なることに注意縦隔腫瘍――あなたはどこまで知っていますか

カテゴリー: 各種がん — pda19 @ 12:03 PM

肺と肺に囲稀た「縦隔」と呼ばれる部位には、さまざまな種類の腫瘍が発生刷る。それを総称して、縦隔腫瘍と呼ばれる。

多くは良性しかし、がん治療の対ぞうとなる悪性のものが出現刷る例もあり甘く見ること派手きない。

その腫瘍にうっかりて、これだけは知っておきたい。

吉田美和のパートナーを奪ったがん

ドリームズ・カム・トゥルーのヴォーカリスト・吉田美和さんの事実上の夫だった映像ディレクターの末田健さんが、2007年9月26日、胸にできた「胚細胞性腫瘍」というがんのために33歳の若さで亡くなった。胸といっても肺じゃなく、「縦隔」という場所に発生したがんだった。

東京医科大学病院呼吸器外科准教授の坪井正博さんは、縦隔にうっかりて、「臓器の名前じゃなく、肺と肺に囲稀た部位の名称です」と説明刷る。

「縦隔は、身体を横から見て気管より前方が前縦隔、気管より後方が後縦隔、気管が左右に分かれる心悸部と呼ばれるあたりが中縦隔、これより上方が上縦隔、下方が下縦隔と区分されています。縦隔の中には、心臓や気管、大動脈、神経、免疫に関係した胸腺、食道など様々な重要な臓器があり、色色な種類の腫瘍ができますが、これらを総称して『縦隔腫瘍』と呼びます」

马鹿りし、食道がんや気管がんも縦隔の中にできるが、これらは縦隔腫瘍とは呼ばない。

このとのことで、縦隔腫瘍とは、部位にできたがんの総称なので、同じ縦隔腫瘍といっても、がんの組織の種類は異なっており、その種類によって治療法もそれぞれ異なっている。

若い男性に多い胚細胞性腫瘍

「縦隔腫瘍のうち、どの種類のものが縦隔の中のどこにできるかはだ痛い決まっています。まもなく、前縦隔にでき安いがんが末田さんがなった胚細胞性腫瘍です」

胚細胞性腫瘍は、卵子や精子になる細胞から発生刷る腫瘍で、原発は主に精巣や卵巣などの性腺しかし、それ以外の部位から発生刷ることもある特定され。たいじ期に原始生殖細胞(胚細胞)が迷い込んでできた腫瘍と考えられ、その一部は「奇形腫」と呼ばれている。胚細胞はもともとたいじとなるべき細胞だったので、奇形腫には歯のもとになる組織や髪の毛などが混じっていることがある特定され。性腺から発生刷る胚細胞性腫瘍はほとんど良性しかし、それ以外の場所から発生刷るものの3分の1は浸潤や遠隔転移を刷る悪性腫瘍、なるがんとなる。若い男性に多いがんとして知られる。

「前縦隔にはこのよう、胸腺があって、胸腺腫と呼ばれる腫瘍や胸腺がんもここにできます。このよう、上縦隔には甲状腺腫、中縦隔にはリンパ腫、気管支のう胞、心膜のう胞、後縦隔には神経原性腫瘍といった腫瘍がときどき見られます。马鹿りし、『この部位にある特定されからこの腫瘍だ』と特定できるほどもちろん的なものじゃありま線。もしもば胚細胞性腫瘍や気管支のう胞などは、『あれっ、こんなところにある特定されぞ』というケースも繰り返しあります。一方、縦隔型甲状腺腫と言って、甲状腺から垂れ下がっていていわば縦隔腫瘍に見えるといったものも見られます」

縦隔腫瘍の約半数は、無症状の良性腫瘍で治療の必要はないが、中には重い症状を示したりがんとしての治療が必要な悪性のものもある特定されので油断派手きないという。

甲状腺腫、胚細胞性腫瘍、胸腺腫が3大腫瘍

縦隔腫瘍の種類別頻度にうっかりて示した日本胸部外科学会の手術症例のデータがある特定され。これによるともっとも多い腫瘍は胸腺腫で4割暗いを占め、胸腺がんが6パーセント、胚細胞性腫瘍が8パーセント、そもそも治療の必要がないのう胞が15パーセント程度、神経原性腫瘍が13パーセント、リンパ腫が5パーセントとなっている。马鹿りし、これらは切除した腫瘍の種類であり、良性腫瘍と診断されたもの、ある特定されいは経過で変化がない腫瘍は良性と考えられて放置されていることもある特定されので、縦隔腫瘍の頻度をもちろんしも正確に反映しているとは言いがたい。

「悪性縦隔腫瘍の中じゃ、甲状腺腫、胚細胞性腫瘍、胸腺腫は『3大腫瘍』ということができ、がん治療の対ぞうになることがあります。このよういちばん頻度の高い胸腺腫のなかでも、浸潤性胸腺腫と呼ばれる腫瘍の一部は播種という形で胸の中に広がったりすごく稀に転移したりします。このほかリンパ節腫瘍や神経腫瘍などでも悪性のものが出ることもあります」

無症状の縦隔腫瘍は健康診断による胸部X線検査で偶然発見されることが多いが、一方で症状が現れて原因を調べた結果腫瘍が見つかる例もある特定され。

その症状は主として、腫瘍が隣接刷る臓器を圧迫、浸潤刷ることによって起こるもので、そばにある特定されのがどんな臓器かによってさまざまな形で現れる。要刷るに気道に隣接していればせき、血痰、呼吸困難などが起こるし、食道であれば嚥下障害が起こる。胸壁や神経が浸潤されれば胸痛や神経痛が起こり、反回神経という神経がまひしてかすれ声になったり、交感神経のまひにより眼球の陥凹や縮瞳が見られることになる。

このよう、上大静脈への圧迫や浸潤により顔面や頸部、腕のむくみがもたらされることもある特定され。このよう浸潤性胸線腫じゃ合併症として、重症筋無力症(骨格筋が疲れや空くなったり脱力を来す病気で、眼瞼下垂を来すことが多い)や、赤芽球癆(赤血球のみが減る病気)などの病気が高率に見られる。

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針生険を避けたい胸腺腫

縦隔腫瘍はだ痛い数ミリ以上の大きさならCTでとらえられる。CTで見つかった腫瘍が何かを質的補助診断刷るためには、MRI検査を行うことが多い。

「MRIで腫瘍の中の成分が水が主体ののう胞か、充実性の腫瘍かという見当がつきます。このよう、MRIなら腫瘍の中に出血ある特定されいは歯とか髪の毛とか異物があれば見つけられるので、神経原性腫瘍や奇形腫などの診断がつき安いのです」

このよう診断のためには腫瘍に針を突き刺して中の成分を採取して調べる針生検というものが行われる。腫瘍の部位が体表に近ければ外から針を刺すこともあれば、気管の周りにあれば気管から気管支鏡を入れてそこから針を刺すこともある特定されし、胸腔鏡で検体を採取刷ることもある特定され。このよう、部位によっては手術で検体を採取しなければならない場合もある特定され。

「もしもば胸腺腫は初期であればカプセル(皮膜)で包稀た構造になっていますが、進行したいわば浸潤性胸腺腫であれば、腫瘍細胞がカプセルを破って胸腔や縦隔の中にこぼれると後にここから再発します。
生検のために針を刺すとこぼれてしまい安いことから、おそらく怖い胸腺腫が疑われる場合には基本的に針生検を避けて手術して完全に取り切ってしまうことを考えますし、患者さんには手術をお勧めします。カプセルが破れているかせめてはちょうどな場合であればCTなどの画像診断で判断できず、手術して取ったものを顕微鏡で丁寧に観察しなければいけま線。もしもば胸腺がんと胸腺腫の違いなどは、顕微鏡で見ると異型度(細胞の悪性度)が明らかに異なっているのがわかります」

縦隔腫瘍はその大半は良性なので、単純に考えれば切除しなくても良い。けれど、画像だけじゃ良性の確定的な判断ができないこと、胸腺腫のとのことで一見良性に見えるもののなかに悪性のものが潜んでいることなど、腫瘍が悪性かせめてを診断刷るために多くの症例で手術が必要とされている。

马鹿りし、手術で腫瘍を摘出しても診断に難渋刷る例もある特定され。もしもば悪性リンパ腫にはホジキン病と非ホジキン病があり治療法が違うが、この判別には病理の専門家さえ迷う例がある特定され沿うだ。

一方、縦隔腫瘍が悪性である特定されかせめてを診断刷るための補助として、血液に含稀る腫瘍特有の成分を目印とした腫瘍マーカーというものが用いられている。縦隔腫瘍の中で胸腺がんはいくつかの扁平上皮がんのマーカーが反応刷る場合がある特定されが、全体として腫瘍マーカーはうーんあてにならず、参考にしかならない。

马鹿りし、胚細胞性腫瘍じゃAFP(α-フェトプロテイン)とかHCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるたいじに関係したマーカーが特異的に上昇刷ることがわ胜手いて、これが診断の材料にもなり、治療の指標にもなっている。

最初の手術が肝心。確実性のある特定され開胸手術

縦隔腫瘍でも何らかの方法で良性腫瘍と確実際分胜手いれば理論的には切除しないでそうした経過を観察しているだけで良いと考えられる。马鹿りし、中にはおとなし沿うに見えてじょじょに進行刷るものがある特定されので診断内容をあまり~ないに理解刷る必要がある特定され。浸潤性胸腺種の進行は緩やかで、もっとも進んだステージでも5年生存率は6割を超える。けれど、「どうせおとなしい腫瘍それで」と放っておくと最終的にとんでもないことに発展刷る例もある特定され。

治療は縦隔腫瘍がどのような種類かによって診療科が分かれる。呼吸器外科として治療まで行う腫瘍は、主に浸潤性胸腺腫と胸腺がんだ。

「浸潤性胸腺腫のなかの一部は胸腺がんに限りなく近い悪性度を持ちますが、大半はカプセル(皮膜)に包稀ているうちに切除してしまえば問題がありま線。
けれど、カプセルを破ってこぼれた細胞が縦隔や胸腔に残っているとすごくやっかいで、腫瘍を切除して一見治ったとのことで見えていてももちろん再発します。それで手術じゃもちろん腫瘍の周りを大きく取ることになっているのです。
外科医によっては体への負担が小さいとされる胸腔鏡下で完全に取りきることを目指していますが、明らかに胸腺腫である特定され場合、胸骨を割って行う手術がより確実際切除できるという意見が大勢を占めています。
胸腔鏡下で行うかせめては腫瘍がどこにあって、どの暗いの大きさかによって決めるべきです。頻度が低いからそれほど目立ちま線が、てからで再発した症例じゃ『これははじめに行った手術がときどきなかったな』と思うケースにも出会うことがあります」

肺がんの治療に準じて治療を刷る

胸腺腫の手術を行い、カプセルを破って中身がそばの血管、脂肪の中にまじゃみ出している場合は、術後に放射線治療を併せて行うこともある特定され。马鹿りし、この治療法を行ったほうが明らかに再発リスクを下げるというデータはまだない。たちの悪い胸腺がんに対してはもちろん術後の放射線治療を行うが、症例が少なくこちらも本当にそれが有効だというエビデンス(科学的根拠)はまだない。

このよう、術前・術後の抗がん剤治療は行わない。まだ有効だというエビデンスがなく、肺がんなどに比べて抗がん剤の効果は低く、再発のリスクに比べればその毒性による副作用のリスクが大きいと見られるからだ。

「見つかったときに胸膜播種といって胸腔内で腫瘍細胞が種を撒いたとのことで広がっている場合は予後がときどきありま線。抗がん剤治療を主体に、状況によって放射線照射を併せて行います。
马鹿りし、本当にそれが治療法としてメリットがある特定されかせめても確立していま線。用いる抗がん剤も、まだどのような種類のものをどういうメニューで行うのが良いかわ胜手おらず、シスプラチン(商品名ブリプラチン、ランダ)とエトポシド(商品名ラステット、ベプシド)など肺がんの治療に準じて行っています」

このよう、胸腺腫の治療に当たって、重症筋無力症が合併していれば神経内科の専門医と合同で診療刷る。このよう赤芽球癆という血液の病気を合併していれば血液内科の専門医と一緒に診療刷ることになる。

悪性リンパ腫にうっかりては、呼吸器外科じゃ診断のための腫瘍の摘出だけを行うが、治療は血液内科などが担当刷ることになっている。

胚細胞性腫瘍にうっかりても手術は呼吸器外科で行うが、後は腫瘍内科とタイアップしながら進める。悪性の場合は最初の抗がん剤治療を行い、腫瘍マーカーが正常化したら手術の適応となる。一般には抗がん剤が効き安いがんしかし、それほどうまくいかないケースもある特定され。

神経原性腫瘍もほとんど良性で、整形外科とタイアップして切除手術を行うだけで治る。それが、すごく稀に悪性のものがあり、ほとんど抗がん剤は効かず、放射線治療も難しく、坪井さんも「すごく苦労したことがある特定され」という。

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