がんになっても-希望と新しい生活

2009 年 11 月 28 日 土曜日

口の中が乾くドライマウス、痛い口内炎、心配させる口臭・・・・・・お口の副作用トラブルを改善刷るオーラルケア

カテゴリー: 治療 — diecel_speed @ 11:59 AM

さいとう いちろう
鶴見大学歯学部口腔病理学講座教授。
同大学付属病院でドライマウス外来を開設。
「ドライマウス研究会」主宰。
54年東京生稀。
米国スクリプス研究所研究員、東京医科歯科大学難治病研究所助教授、徳島大学歯学部助教授を経て02年より現職。ドライマウス、シェーグレン症候群研究の第一人者。

「唾液」は口の中の守り神。食べ物の消化を促し、雑菌を抑え、感染症を防いでいる

口の中に出てくる唾液の量をご存じですか? どのとのことで1日あたり1.5L!

「皆さん、それほど自覚していないでしょうが、大きなペットボトル1本分暗いの唾液が、耳の下、顎の下、舌の下の三大唾液腺と、口の中の粘膜に点在刷る小唾液腺から分泌され、すごく大切な働きをしているのです」と、鶴見大学歯学部教授の斎藤一郎さんは唾液の重要性にうっかりて説明します。

唾液のおもな役割の一つは、口の中に水分を補給刷ること。出てくるつばを無意識に飲み込むことで口の中やのどを潤し、食べ物を飲み込みや空くします。

二つめは、雑菌の繁殖をおさえる働きです。唾液にはラクトフェリンやリゾチームなどの抗菌物質が含稀ていて、口の中に棲む雑菌が増えないとのことでしています。

三つめは、食べ物のカスや外から入ってきた雑菌を洗い流す自浄作用です。

四つめは、消化作用。唾液に含稀る消化酵素が、食べ物の消化にも一役買っています。

唾液が減る「ドライマウス」で雑菌が増え、歯周病や感染症の原因に。飲食や会話にも悪影響

「このとのことで大切な働きをしている唾液がなんらかの原因で分泌されなくなり、口の中が乾いてしまう状態をドライマウス(唾液減少症)と呼んでいます」

ここ数年、がん患者さん马鹿りでなく、一般の方でもドライマウスの患者さんが増えている沿うですが、「食事習慣や食べ物の変化も背景の一つにある特定され」と斎藤さん。

「唾液は通常、顎の筋肉を動かして食物を噛むという動作に伴って分泌されるものです。近年、日本人にドライマウスが増加している要因の一つはファーストフードが日常化して食事時間が短縮し、かむ時間が1日平均30分以下と少なくなったことも影響していると考えられます」

口が乾く程度ならたいしたことじゃない、と思われるかもしもれま線が、むしばや歯周病もドライマウスで雑菌が増えたことに原因がある特定されケースがすごく多いといいます。

「ドライマウスを放置刷ると、口の中の色色なトラブルが起こりや空くなり、重症の感染症を引き起こすこともある特定されのです」

口の中がネバうっかりたり、乾いた食べ物が飲み込めなかったら、要注意!

ドライマウスじゃないか、と心配させる方は、下のリストでチェックしてみてください。YESの数が多い方は、ドライマウスの可能性があります。

「初期には、口の中がネバネバ刷る、口の中に不快感がある特定され、パンやビスケットなどの乾いた食べ物が飲み込めない、うまく話せない、口臭がある特定され、舌が痛い、などの症状がみられます」

唾液が枯渇刷るために、口の中の雑菌が増え、むしばや歯周病、歯槽膿漏になりや空くなる马鹿りでなく、口の粘膜に棲んでいるカンジダ菌が繁殖し、カンジダ性口内炎も発症しや空くなります。 このよう、唾液の潤滑油的な働きが失われて舌の表面が摩擦ですり切れ、ピリピリ痛いと思っているうちにひび割れが生じ、中央に大きな裂け目ができてしまうこともあります。

「舌には、甘い、辛いなどの味を感じる味蕾というセンサーがありますが、これが働かなくなり、味を感じなくなったり、辛みや甘みをすごく強く感じるとのことでなったり刷ることも多いですね」

飲み込めない、舌が裂ける、味覚異常などが高じて食事がとれないほど悪化してくると、体重が減ちょっと、栄養状態が悪くなり、体力が落ちるなど、全身に影響が出てきます。

「誤嚥性はいえんといって、うまく飲み込めずにむせてしまうために、食べ物のカスや雑菌が肺に入り込み、はいえんを起こすことも稀じゃありま線。私の父も腎臓がんで亡くなりましたが、最期は口が乾く、と悩んでいました。ターミナルのがん患者さんが、がんそのものじゃなく、ドライマウスによる誤嚥性はいえんで亡くなるケースもあります」

原因は放射線治療、化学療法、薬の副作用、精神的ストレスなどさまざま

「ドライマウス」のチェックリスト

◆YESの数が多いほど、ドライマウスの可能性が高い

1 口の中がネバネバ刷る

2 口の中の乾きが3カ月以上毎日続いている

3 乾いた食物は水分がないと飲み込めない

4 水をときどき飲む

5 夜中に起きて水を飲む

6 口臭がある特定され

7 義歯で傷つき安い

8 頭頸部の放射線治療を受けている(このようは受けた)

9 化学療法を受けている(このようは受けた)

10 ひどくショックを受けることがあった

11 緊張してイライラ刷ることが多い

12 職場や家の中で悩むことが多い

13 更年期症状が心配させる

14 抗圧剤、抗うつ薬、利尿剤などの薬を飲んでいる

「テレビウスの原因は、放射線治療や抗がん剤による化学療法、降圧剤、利尿剤、抗うつ薬などの薬の副作用、精神的なストレス、更年期障害、自己免疫病である特定され*シェーグレン症候群などさまざまです。このよう、糖尿病や腎臓病などが関係していることもあります。これらの原因がいくつか重なっている方も少なくありま線」

がんの患者さんの場合は、頭頸部腫瘍の手術や放射線治療後、このよう、さまざまな部位のがんで抗がん剤による化学療法を受けたときに、副作用としてドライマウスを発症刷ることがあります。

「がん専門病院で上咽頭がんなどの手術や放射線治療を受けた後、唾液腺の機能不全を起こしてドライマウスになっても、その病院じゃフォローしてもらえずに、口が乾いて困る、食べ物が飲み込めない、舌が痛くて食べられない、話を刷ることもできない、などの悩みをかかえて、私どものドライマウス外来を受診される患者さんもいらっしゃいます」

頭頸部腫瘍で放射線治療を受けた場合、照射線量や照射位置によっても違いますが、照射により唾液腺が障害されて唾液自体が作られなくなり、ドライマウスになるケースが多い沿うです。

化学療法によるドライマウスは、発生のメカニズムが放射線の場合と異なり、抗がん剤が体内に入ると、肝臓からの代謝物が唾液の出る受容体にくっうっかりてしまうために、脳から唾液分泌の指令が出ても反応しなくなり、出なくなることも考えられています。

「後遺症で悩む患者さんの話を聞くたびに、がん治療にあたるドクターにも、患者さんの治療後のQOLの向上になお目を向けてい马鹿りきたい、と強く感じています」と斎藤さんは強調します。

「外科や放射線科じゃ、とも刷ると、“切ったらおしまい”“命が助かればいいじゃないか、多少不自由でも仕方がない”と、患者さんのQOLや治療後のケアを重要視しない傾向がある特定されようですが、患者さんの生の声を認識し、対処法を示すのが無理なら、しかるべき施設を紹介刷るなどの対応をしてい马鹿りきたいですね」

*シェーグレン症候群=免疫細胞が唾液腺や涙の腺を攻撃刷ることにより、分泌が衰えて、その結果口や目がかんそう刷る病気。更年期の女性に多く発生刷る

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洗浄や歯磨きで口の中を清潔に保ち、保湿ジェルやスプレーで、しっとりさせる

唾液の分泌を促す体操で、ドライマウスを改善!

舌を上あごの歯茎寄りにあて、ラン、ランと舌を鳴らす。

左右の奥歯でストローをかんだまま、息をスーッと大きく吸う。そうした数回繰り返す。

口をとがらせて「ウィー」、左右に開いて「イー」と交互に発音し、口の周りの筋肉をtraining。

ドライマウスが起こったときは、どのような対策をとったら良いのでしょうか。斎藤さんは次のとのことでアドバイスします。

「原因にかかわらず、唾液が減少刷ると雑菌が増えて、歯周病や感染症を起こしや空くなるので、最初の、口の中を清潔にしておくことが大切です」
食後や起床時、就寝前の歯磨きはてっきりに、市販のうがい薬やお茶などで、こまめにうがいを刷ると良いでしょう。ドライマウス用の保湿成分入りのうがい薬も出ています。

唾液は水分を原料として作られるので、お茶やミネラルウォーターなどの水分補給も必要です。马鹿りし、腎臓の機能不全や糖尿病がある特定されときは、それらの病気を改善刷ることが先決。過剰な水分が逆効果になることもある特定されので、主治医と相談試してみての方法を考える。

唾液は、舌や口の周囲の筋肉を動かすことによって分泌されるので、筋力が低下刷ると分泌が減ってきます。唾液の分泌を促すには、食事に時間をかけ、ときどきかんで食べるのが一番ですが、それができないときには、筋肉の体操やガムをかむのも効果的。入院中や自宅療養中で食事が食べられないときなども、舌の体操や発声練習などをしてみてはいかがでしょうか。

「がんの手術や放射線治療後には、唾液腺がダメージを受け、唾液が作られなくなっていますから、唾液の代わりになるドライマウス専用の保湿ジェルを指で塗ったり、保湿スプレーで潤したりして、口の中がかんそうしないとのことでしておきましょう。がん治療以外の原因で口が乾いて困るときも、保湿剤を上手に使うと、完全にラクになります」
保湿剤にはジェルタイプ、スプレータイプなど、色色な種類があります。遅かれ早かれも抗菌成分や、ヒアルロン酸などの保湿成分が含稀、口の中に適度な潤いを保ちながら、雑菌の繁殖を抑えられるのが特徴です。

「ドライマウスが3カ月以上続くとき、症状が軽快しないときは、歯科や口腔外科で専門家の診察を受けてください」
適当な専門家が見つからないときは、「ドライマウス研究会」のHPで最寄りのドクターを探せます。「ドライマウスの専門家を育成し、患者さんの受け皿をつくるためにスタートした“ドライマウス研究会”に登録しているドクターも全国で1000人になりました」
このよう、ドライマウスで悩む患者さんのために開設された「ドライマウス患者友の会」に加入刷ると、ニュースレターとドライマウスのQ&A集が、無料で送られてきます。

[ドライマウスを改善刷る製品をはつばいしているメーカー] 会社名 商品の内容 連絡先

キッセイ薬品工業かぶしきかいしゃ

保湿スプレー飲料「ウェットケアプラス」
0120-753-666

パナソニックデンタルかぶしきかいしゃ
保湿ジェル・スプレー「フィットエンジェル」
06-6386-2995

生化学工業かぶしきかいしゃ
(販売・サンスターかぶしきかいしゃ)

デンタルリンス「絹水」
0120-008-241

ティーアンドケーかぶしきかいしゃ
保湿ジェル・デンタルリンス・歯磨き剤・歯ブラシ
「バイオティーン・オールバランス」
03-5640-0233

口のトラブルQ

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