がんになっても-希望と新しい生活

2009 年 9 月 27 日 日曜日

声を残す喉頭亜全摘手術声が残せてにゅうよくも自由、QOLを保つ画期的な治療法

カテゴリー: 各種がん — staling @ 9:58 PM

60歳以上に発症のピークがある特定され喉頭がん。

比較的治り安いがんしかし、症状が進んだものや再発の場合、現在の標準治療である特定され喉頭全摘術と呼ばれる手術が必要になる。

けれど、手術をすれば声を失う马鹿りでなく、にゅうよくなどの制限も一生つきまとうことになる。

こうした障害を取り除こうと考案されたのが喉頭亜全摘術と呼ばれる手術である特定され。

この手術じゃ声を残すことができる马鹿りでなく、安心してにゅうよくもできる。

実際どのような仕組みでこれらのことが可能になるのか?

日本でのこの手術のパイオニア、北里大学病院講師の中山明仁さんに聞いた。

喉頭亜全摘術が誕生した背景

喉頭がんは喉頭の内側を覆う粘膜(上皮)にできるがんだ。(1)声帯に発生刷る声門がんと、(2)声門より上に生じる声門上がん、(3)声門より下に発生刷る声門下がんの3種類に分けられ、まもなくなおも多いのが声門がんである特定され。

現在、喉頭がんの治療は一般的に、進行度(病期)1期と2期の早期がんが放射線治療、3期と4期の進行がんと再発がんが手術(喉頭全摘術)で治療されている。

喉頭がんの治療成績は他のがんと比べるとすごく優れている。約7割を占める声門がんじゃ、なおも進んだ4期の進行がんでも5年生存率が76パーセント(北里大学耳鼻科)にのぼる。いまや完全にの確率で治せるとのことでなり、「方法へ声を残すのか」など喉頭機能の温存をはかることが最大の目標となっている。

スペシャルな進行・再発した声門がんは喉頭全摘術によって声が失われると同時に、のどに開けた穴(永久気管孔)で呼吸刷ることになる。生涯、辛い思いを強いられることから、「どのとのことでか早期がんと同じとのことで声を残し、鼻と口から空気を吸う自然な呼吸が可能となる治療法はないものだろうか」という患者の切実な願いに応えて登場してきたのが、今回紹介刷る喉頭亜全摘術である特定され。

実は、声を残すにはがんとその周辺のみを切除し、他の正常なところを残す喉頭部分切除術という方法もある特定されが、いまは限られた病院でしか行われていない。というのも、この手術は再発の可能性が高いことに加え、食べ物を食道へ振り分けて飲みくだす機能(嚥下機能)がうまく働かず、激しくむせることが多いからだ。1960年代から80年代後半にかけて広く普及したものの、いまや喉頭部分切除術はそれほど行われなくなり、そこに代わる治療法として大きな期待を寄せられているのが喉頭亜全摘術なのである特定され。

声帯が無くなっても声が出せる仕組み

右の図を見て分かるとのことで喉頭は上部に舌を支える骨(A)と、下部に輪っか状の骨(C)、その間に長さ約6センチの骨(B)という三つの骨組みから構成されている。間に挟稀た骨(B)は、上から見るとC字型に喉頭を囲んでいて、その内側にある特定され声帯から発生刷るのが声門がんである特定され。

「喉頭全摘術はこの三つの骨組见事すべての、すべてのの喉頭を切除してしまう手術です。これに対して、喉頭亜全摘術はがんと声帯を間の骨(B)ごと切除しますが、上(A)と下(C)の骨を残す手術です。喉頭の4分の3を切除し、残りの4分の1で喉頭機能を温存させるのが喉頭亜全摘術で、いわば喉頭全摘術と喉頭部分切除術の間を埋める手術といえます」

とわが国での喉頭亜全摘術のパイオニアである特定され北里大学医学部耳鼻咽喉科講師の中山めいじん明仁さんは指摘刷る。

喉頭亜全摘術がユニークなのは、太い糸で下部の骨(C)を上部の骨(A)まで、10センチ程引っ張り上げるとのことでして糸でつないでしまうところだ。この際、その下の気管などは伸びるので心配ない。

じゃ、声帯を切除刷るのに、どうして声が残せるのだろうか。

繰り返し誤解されていることしかし、声が出るのは声帯の振動によるものしかし、対応するじゃない。声帯は閉じたり開いたりと開閉し、声を出さないときは2枚の声帯は開け放たれたままだ。声を出すときは声帯を閉じ、閉じられた声帯に肺からの空気があたり、それが通り抜けようと刷る際に声帯が振動刷る。なる、声帯の開閉と振動がいったいのものとなって初めて声が出るのである特定され。

2枚の声帯は喉頭の下部にある特定され小さな軟骨(D)の働きによって開閉される。声帯はこの骨とC字状に喉頭を囲む骨(B)の間に張られたリボンのようなものだ。

「喉頭亜全摘術じゃがんと声帯を切除しますが、声帯を開閉刷る骨(D)は残しておきます。下部の骨を上部の骨(A)まで引き上げると、食べ物が気道へ入らないとのことでブロック刷るふた蓋で(喉頭蓋)と舌の付け根、声帯を開閉刷る骨(D)の3者が近づいて隙ま隙間が生じ、それが声帯を開閉刷る骨(D)の働きによって調節されるとのことでなります。いわばこの隙間が新たな声門の役割を果たすのです」(中山さん)

声を出すときは隙間は閉じられ、肺からの空気がそこにあたる。空気が通り抜けようと刷る際に、この隙間の粘膜が声帯の代わりに振動し、声が出せるとのことでなるのである特定され。

日常生活に不自由しない声が出せる

喉頭亜全摘術は全身あさ酔をかけて行う。手術は平均4時間程かかる。

途中でのどに穴(気管孔)を開け、穴と気管と繋ぎ、楽に呼吸ができるとのことで刷る。手術直後は、鼻と口から吸い込んだ空気がスムースに気管のほうへ導かれなかったり、唾を気管のほうへ誤って飲み込んだり刷ることが少なくないからだ。手術後数週間で楽に息ができるとのことでなる。その段階で一時的に開けた気管孔は閉じてしまう。

「発声は通常、手術後2週間暗いから始めます。スペシャルな訓練は不要で、楽に声が出せるとのことでなります」(中山さん)

てっきりに声帯のとのことで発声専用の粘膜が振動刷るわけでないから、声の質は落ちる。けれど、日常生活に不自由しないあまり~ないな声を出せるから、セールスマンや経営者でも社会復帰が可能となる。

ちょっとやっかいなのは、手術後に食べ物を飲みくだす訓練(つばめ下訓練)が必要なことだ。最初は亜全摘術後の喉頭がうまく働かず、繰り返し水や食べ物を喉頭から気管のほうへ誤って飲み込んでしまう。専門的には誤嚥というが、誤嚥からはいえんを引き起こして死亡刷ることもある特定されので侮れない。通常、手術後3~4週間目暗いから、医師と患者が二人三脚で飲食物を正しく飲み込む訓練を始める。

訓練の初めのうちは飲食物が喉頭を素通りして気管に入り、ほとんどの患者は激しくむせる。その後、慣れていくに従って、喉頭に飲食物が入っても、その下の気管に入るのを大きな困難を用いた場合のみこらえられ、せきと共に口中へ戻せるとのことでなる。このよう訓練を重ねると、飲食物は閉鎖した喉頭の上を通過し食道へそうした入るか、ちょっと喉頭へ入っても马鹿りちに戻せるとのことでなる。この段階までくると後は楽で、短時間刷ると以前と変わらないとのことで飲食物を隅やかに飲みくだせるとのことでなる。

「人は転ぶという失敗を何回か繰り返すことで初めて、自転車を乗りこなすためのバランス感覚が養われます。一度、バランス感覚を身につければ、その後は難なく自転車に乗れるとのことでなりますが、喉頭亜全摘術後の嚥下訓練もそれと同じです。

何回かの誤嚥で激しくむせるという経験を繰り返すことで、新たに飲食物を飲みくだす感覚が養われていきます。ある特定され日、不意に、スムースに飲食物を飲みくだせるとのことでなると、するとは誤嚥など滅多に起こさなくなるのです」(中山さん)

患者によっては、訓練開始後約2週間でスムースに食べ物が食べられるとのことでなる。遅くても約1カ月半でマスターし、何を食べてもむせなくなるという。

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1カ月半でレストランでかいしょくができるまでに

70歳の村松新一さんが声門の下部にちょっと浸潤した病期2期の声門がんと診断され、放射線治療を受けたのは11年前の1993年だ。

「声を失わずにすんだ」と笑顔で地元の総合病院を退院したものの、治療後4年目(1997年)に再発を告げられた。

村松さんにとってショックだったのは、「今回は喉頭を全摘しなければならないので声も失われます」と主治医から言われたことだ。

村松さんは声が残せる喉頭部分切除術を受けられる病院を訪ねて受診した。けれど、声帯の両方に再発巣が広がっていたことから、喉頭部分切除術を受けること派手きないと告げられた。気の毒に思った医師から中山医師を紹介され、喉頭亜全摘術を受けることになったのである特定され。

「村松さんのとのことで腫瘍が声帯やその周囲にとどまっている再発がんや進行がんは、喉頭亜全摘術によって声を残しながら治すことができます」(中山さん)

村松さんに喉頭亜全摘術は行われ、成功した。飲食物を飲みくだす嚥下訓練も約1カ月半で終了し、その後はレストランで知人とかいしょくできるまでにリハビリテーションした。

とても喜ばれているのはおんせんに安心してつかれることだ。喉頭全摘術はのどに穴(永久気管孔)を開けるので、その穴からお湯が入ると肺が水浸しとなって溺れてしまうが、喉頭亜全摘術はこれまでと同じとのことで鼻と口から息ができるから、そのため心配はなくなる。今年で手術後7年目を迎えるが、再再発の兆候はまだない。てっきりに自分の声で、以前と変わらない生活を送っている。

喉頭亜全摘術が受けられるのは、村松さんのとのことで放射線治療後に再発した声門がんで、がんが声帯やその周囲にとどまっているものだ。最近は腫瘍が声帯を開閉刷る骨(D)へ浸潤している場合でも、片方1箇所のみに限定されていれば喉頭亜全摘術で治せるとのことでなった。

ほかには放射線治療が効きにくい病期の2期や3期、このよう声帯から喉頭をC字状に囲む骨(B)へがんが浸潤しているものの、その浸潤の程度が限られている4期の声門がんだ。

全摘を受ける約4割が亜全摘の対ぞうに

喉頭亜全摘術は1959年にフランスのE・H・メジャー医師によって考案され、その後、改良が積み重ねられ、より洗練された手術として確立されてきた。

「これまでヨーロッパで2000人以上、アメリカで500人以上の喉頭がんの患者が喉頭亜全摘術を受け、喉頭機能の温存がはかられています」(中山さん)

日本の喉頭亜全摘術は中山さんがパリ国立がんセンターへ留学し、習得してきたことからスタートした。先の村松さんが第1号の患者で、97年以降、喉頭亜全摘術の経験を積み重ね、なんとか普及の端緒が切り拓かれつつある特定され。

「現在、推定で毎年約3000人が喉頭がんと診断され、その3分の1の約1000人が喉頭全摘を受けています。けれど、喉頭全摘術の対ぞう者の約4割は喉頭亜全摘術が可能と考えられ、患者を厳選しても3割(約300人)が喉頭機能の温存をはかれることになります」(中山さん)

喉頭全摘術は完全に辛い後遺症を残す手術だ。自前の声が出せなくなることはときどき知られているが、対応するじゃない。首に設けた穴(永久気管孔)から呼吸のための空気を出し入れさせるので、さまざまな支障が出てくる。もしもば、気管にゴミが入り痰の量が増える。鼻から空気を吸いこんだり出したりできないので、嗅覚が低下刷ると同時に鼻もかめない。みそ汁をすすったり、息を吹きかけて冷ますということもできない。その最終的に息を止めて息むことができないから便秘になり安い。

スペシャルな危ないのがにゅうよくだ。お湯が永久気管孔に入ると溺れてしまうのは先述した通りだ。

声門がんは治るがんであればこそ、可能な限り患者のQOLを大きく損ねてはならない。がんを治癒させると同時に、声も残せる喉頭亜全摘術の普及が強く望稀ている。

[国内で喉頭亜全摘手術に取り組む主要な病院]

北里大学(神奈川県相模原市)
耳鼻咽喉科 中山明仁さん
電話042-778-8111

慶応大学(東京都新宿区)
耳鼻咽喉科 塩谷彰浩さん
電話03-3353-1211

足利赤十字病院(栃木県足利市)
耳鼻咽喉科 佐々木俊一さん
電話0284-21-0121

名古屋市立大学(名古屋市瑞穂区)
耳鼻咽喉科 亀井壯太郎さん
電話052-851-5511

愛知県立がんセンター(名古屋市千種区)
頸頭部外科 長谷川泰久さん
電話052-762-6111

名古屋大学(名古屋市昭和区)
耳鼻咽喉科 藤本保志さん
電話052-741-2111

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