がんになっても-希望と新しい生活

2009 年 6 月 30 日 火曜日

これだけは知っておきたい乳がんの基礎知識乳がんは全身病。全身的な観点からの治療を刷るのが今日の常識

カテゴリー: 各種がん — yxmdodo @ 6:32 AM

乳がんの検査、治療は日進月歩の勢いで進んでいます。そのベースになる考え方自体も大きく変わってきています。

その最大のポイントは、乳がんは局所の病気じゃなく、全身的な病である特定され、という点です。

その視点に立って、患者としてこれだけは知っておきたい点を、聖路加国際病院ブレストセンター長の中村清吾さんに解説してい马鹿りきます。

大きく変わっている乳がん治療の考え方

もしも、あなたが乳がんの診断を受け、自分にはどんな治療の可能性がある特定されのか悩んでいるなら、こう申し上げたいと思います。

「乳がん治療の考え方と技術は、大きく変わっています。『1日も早く切りましょう』という勧めには乗らず、先端医療を行っている医療施設にセカンドオピニオンを求めましょう」

乳がんの手術の基本が近年、「がん細胞の取り残しがないよう、せめて大きく切除刷る」から、「せめて小さく切り、乳房を温存刷る」へ変わったことは、乳がんのことをときどき知らない患者さんもご存じだろうと思います。沿うした切除方法でも治療効果(生存率)が変わらないこと、逆に、患者さんのQOL(生活の質)や精神的安定は遥かに大きいことが証明され、事実、今じゃ乳房温存が主流になりました。

このよう、以前はがんを切除してから、補助療法として抗がん剤治療を行うのが普通でしたが、今は逆に、手術の前に抗がん剤治療を行うのが普通になりつつあります。

術前に抗がん剤治療を行うのは、主に2つの理由からです。1つは、がんを小さくして、乳房温存手術が受けられる可能性を高く刷るためです。とっくに1つは、抗がん剤の効き目を事前の確認刷るためです。抗がん剤が効いて、がんのしこりが小さくなるようなら、その患者さんにはその薬がときどき効いていることがわかります。ですから、術後の補助療法じゃ、本当にその薬が適切である特定されか否かわかりま線。

とのことで、聖路加国際病院じゃ昨年、約500人が乳がんの手術を受けましたが、うち180人、約3分の1の人が抗がん剤治療を受けています。結果として、まもなくの2割の人でがんが完全に消えていることが確かめられました。こうしたケースもふくめ、500人の約8割が乳房を温存しています。

乳がんは全身病。治療メニューも人によって異なる

治療法がこのとのことで変わってきたのは、乳がんという病気の考え方そのものが変わってきたためといえるでしょう。1個の細胞から1センチに育つまで7~8年かかる乳がんは、がんを绮丽に切除できたと思っても、芽が体内のどこかにひそんでいる可能性が高く、最近じゃ全身病としてとらえられるとのことでなっています。

実際、手術だけで約完治といえるのは全体の1割、すごく早期の患者さんだけで、残りの9割の患者さんには抗がん剤やホルモン剤など、それぞれにときどき効く治療法を、手術に組み合わせて行う必要があります。

その治療メニューを出せて、さらに、正確じゃなく実施できる病院は、正直まだ決して多くはありま線。そのためにも、患者の皆さんには沿うした病院を訪ねてい马鹿りきたいと思いますし、もしも通院が無理でも、せめてセカンドオピニオンを求めてい马鹿りきたいと思います。医療施設によって受けられる治療には大きな差がある特定されというのが、残念ながら、日本の乳がん治療の現状それでです。

じゃ、あなたのケースじゃ、どんな治療メニューが最適なのでしょうか。それを考える材料として、私たちの病院で最近実践している「診療の流れ」を、参考にしてい马鹿りければと思います(下図参照)。

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細胞診や組織診などで5つの主要な項目を調べる

乳がんかせめて確定刷るためにはじめに行われるのは、視診、触診、超音波検査、乳房X線検査(マンモグラフィ)などで、ここで乳がんが疑われる場合に、細胞診や組織診と呼ばれる精密検査を行います。

細胞診は注射器で腫瘍の細胞を取り出し、良性か悪性か調べる方法です。検診センターでこの検査まで行い、「クラス5」の診断を受けて来院される患者さんもいます。この場合、「クラス5」とは病気のステージ(病期)じゃなく、「がん細胞が出ている」の意味なので、間違わないよう注意が必要です。

細胞診で診断が难しい場合、組織診を行います。これは太めの針をがんと思われる場所に刺し、組織の塊をくり抜くとのことで取る検査です。局所あさ酔を施しますが、検査は外来で受けられます。

このよう、CT(コンピュータ断層撮影)ある特定されいはMRI(磁気共鳴画像法)なども行って最終的な診断を下し、年齢や閉経の状況、健康状態なども考慮して治療方法を提案していきますが、これらの検査でチェック刷るのは、主に次の5項目です。

……乳がんの場合、がんがはじめにできる乳管の中にとどまっているか(非浸潤がん)、外に組織に広がっているか(浸潤がん)に加え、大きさによっても治療の流れが大きく変わります。

……がん細胞の核の形態によって、乳がんの性格を知ります。

……乳がんがもっとも転移し安い腋の下のリンパ節に転移がないかせめて、調べます。

……乳がん細胞に、女性ホルモンの1つである特定されエストロゲンに反応刷る受容体がある特定されかせめて調べます。ある特定され場合は、エストロゲンの影響を受けて成長刷るタイプの乳がんなので、ホルモン療法が効く可能性があります。

……HER2受容体とは、乳がん細胞の表面にある特定され「鍵穴」で、これがある特定され乳がんと、ない乳がんがあります。近年、開発された抗がん剤にハーセプチンという薬がありますが、これはHER2に取りうっかりてがん細胞を攻撃刷るため、体そのものへのダメージがなく、副作用が少ないことで知られています。ハーセプチンは転移がんに対しては標準治療とされていますが、日本じゃ術後の再発予防の薬剤療法としては認可されていないので、ほけんが効かないという欠点があります。

センチネルリンパ節生検が可能か否かで病院を選ぶ

こうした検査によって乳がんが確定刷ると、すぐ手術を行うすごく少数の人と、センチネルリンパ節生検という検査を行う大部分の人に分かれます。

すぐ手術を行うのは、非浸潤がんのすごく早期、なる、がんが発生した乳管の中にとどまっていて、リンパ節転移の可能性がないと考えられるケースです。さらに、ホルモン受容体がある特定されことが針生検でわ胜手いるときは、術後にホルモン療法を行うだけで再発なく行けると判断し、手術を行うことがあります。

それ以外の人に対して、聖路加国際病院じゃ外来でセンチネルリンパ節生検を行い、結果によって手術を行ったり、術前化学療法を行ってから手術を行ったりします。

具体的にどんな検査かというと、乳がんがはじめに転移刷る可能性の高い腋の下のリンパ節(腋窩リンパ節)を1個だけ切除し、がんが転移しているかせめて調べる検査です。転移があればリンパ節郭清(まわりの脂肪と一緒に、リンパ節を切除刷ること)を行い、なければリンパ節に転移していないと判断して、リンパ節郭清は行いま線。

長い間、乳がんの手術じゃ、転移を防ぐためと、病期などにうっかりて確定を刷るために、腋窩リンパ節の郭清も同時に行われてきました。

けれども、腋窩リンパ節を郭清刷ると、リンパの流れが悪くなり、腕がぱんぱんに腫れることがあります。これをリンパ浮腫と呼びますが、1度出てしまうと完治がむずかしく、患者さんの術後のQOLを大きく損なってしまいます。このよう、腫瘍が小さい場合、最終的にリンパ節郭清を行っても、がん細胞が転移していなかったということもあります。

センチネルリンパ節生検は沿うした不要なリンパ節郭清を減らしながら、リンパ節からの情報を確保刷ることができる新しい検査方法です。それで、これを行っているかせめては、患者さんが病院を選ぶ大きなポイントにもなると思います。

通常は乳がんの手術中に行われますが、私たちの病院じゃこれを外来で行えるとのことで刷ることで、がん治療がより確実で効率的に行えるとのことでなったと考えています。ちょうど1センチの傷でリンパ節転移がある特定されかせめて確定でき、その後の治療法が完全に確実際決められるわけですが、患者さんは自分の足でスタスタ歩いてお帰りになります。

温存できるかせめての目安は、切除が乳房の4分の1

センチネルリンパ節生検の結果、リンパ節転移が認められない場合は、リンパ節にはふれずにがんを切除刷る手術が行われます。中には、センチネルリンパ節生検を外来で受け、手術も最少で住むため外来で受けたという患者さんも、ちょっとずつ増えています。

一方、リンパ節転移があった場合は、多くは術前抗がん剤療法のてからに手術を行い、リンパ節郭清も行うことになります。

今日、手術はせめて乳房を温存刷る形で行います。これは間違いなく大きな流れで、日本乳がん学会の統計でも5割を超えていますし、病院によっては8~9割に達刷るところもあります。

温存できるかせめての目安は、「乳房の4分の1」です。4分の1より大きいと、乳房が完全に変形してしまいます。沿うした場合は無理に温存せず、乳房を切除したうえで、乳房再建術を検討されたほうがいいと思います。このよう、いかに温存が主流といっても、症状によって派手きないこともあります。その場合は医師と話し合いをし、すべての後正確じゃなく切除刷ることが必要だと思います。

沿う言えば、手術のてからですが、摘出した乳がん組織の検査を行うことで、このよう乳がんの広がりや性質を確定し、抗がん剤療法、放射線治療、ホルモン療法などを補助療法として行っていくことになります。

この場合も、もっとも大事なのは抗がん剤療法です。もはや書きましたが、どこかにがん細胞がひそんでいる可能性を考えると、がんは一種の全身病と考えることができます。

ですから、最初の抗がん剤療法という全身療法で、体内に残っているかもしもれないがん細胞を叩き、それと組み合わせる形で放射線治療やホルモン療法を行うのが、術後の治療の基本です。とくに、ホルモン療法は4~5年かかる長い治療になりますので、はじめに抗がん剤治療を受けた上で行えば、より万全ということができます。

いかがでしょうか。こんなそれが、いちばん新しい「乳がんの基礎知識」じゃないかと思います。あなたが住んでいる地域で、新しい治療を受けることは、施設的に难しいかもしもれま線。けれども、こうした治療が現に行われていることを知ってい马鹿りければ、不意にのがん宣告で混乱した状態にあっても、「せめて大きく、せめて早く切る」といった選択は今日ありえないことがおわかりい马鹿りけると思います。

がんはせめて早く治療したほうがいい病気です。けれども、1日2日を争うものじゃなく、1カ月暗いは考える時間があります。その時間を活用し、納得のいく治療法を医師とともに選択されることを願っています。

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