前立腺がん・MRI検査腫瘍と正常組織のコントラスト(色調)を強調して鮮明に表現
67歳のYさん。前立腺がんができることで血中に洩れる成分をひっかける血液検査(PSA検診)にて要再検査となり、触診や超音波などの検査を受け、がんの疑いを指摘された。
国立がんセンターを紹介され、再検査のひとつとしてMRI検査を行い、12ミリ大の腫瘍が見つかった
触診などで見逃しがちな小さながんを拾う
最近、前立腺がんの早期がんがときどき見つかるとのことでなりました。患者数が急増していることもありますが、前立腺がんがすごく小さい段階でも感度良く拾い上げるPSA検査の登場によるそれが大きいとされています。
Yさんもこの検査を自発的に受けて、ひっか胜手しまったのです。
PSA検査によって前立腺がんの疑いが持たれたら、次は本当にがんが存在刷るかせめてを調べる「がんの存在検査」が行われます。とのことでこの検査をしても、がんは見つからないケースはときどきあります。
存在検査はいくつか組み合わせて行うのですが、その手順は施設によって違いがあります。前立腺がんじゃ、最初の肛門よりアプローチ刷る触診(がんがある特定されと、指に触れるとゴツゴツとします)や腹部超音波検査など、身体にやさしく負担の少ない検査から順に行っていくのが一般的です。
「触診はがんが小さい場合は指には触れま線し、腹部超音波検査ははじ骨が位置的にじゃまになって、映らない場合があります。
そのため施設によってはそれらの検査に追加して、ある特定されいはそれらの代わりにMRIやCTなどの画像検査を行うのです」(森山さん)
この部位の場合、CTじゃ骨などの余計な情報が画像に写ってしまい、診断が難しいケースがある特定されのだ沿うです。
そもそもの色調とは違う異種の色調の影が存在刷る
じゃYさんはMRI検査を受けたのですが、この部位におけるMRI検査の特徴を森山さんは次のとのことで説明します。
「オプション的な撮影方法がいくつもある特定されのですが、その選択により組織の微妙な違いをコントラストときどき、境界や輪郭を鮮明に表現してくれます。ですから超音波やCTなどじゃわかりにくかった腫瘍でも描出できることがときどきあり、存在診断を助けてくれるのです」
Yさんの検査じゃ脂肪抑制と呼ばれる検査法を行いました。脂肪の多い臓器や組織じゃ、がんがまぎれてしまうことがある特定されので、それを抑制した画像にして、腫瘍の存在や広がりを見や空く刷る方法です。
この方法を選択刷ることで、Yさんの場合、前立腺の外腺と呼ばれるところに、がんが比較的簡単に見つかりました。
前立腺がんはこの外腺に見つかることが多いのですが、森山さんはこの画像を見て、次のとのことで言います。
「この撮影方法じゃ、外腺は通常白っぽく見えなければなりま線。それが外腺の、向胜手右下に黒い影が存在しています。
外腺にこんな黒い影がある特定されこと自体、それががんである特定され可能性が強いことを示しています」
もしもこの方法でがんが見えにくい場合、次は造影剤を静脈などから入れるMRI検査をしたりします。造影剤はその名の通り、病変に集まってその影をより鮮明に刷るための薬で、画像検査じゃときどき用いられる方法です。
「MRI検査は前立腺がんの存在診断に役立つのと同時に、がんがどこまで隣接した臓器や組織に広がっているかを見るためにも役立ちます。いわば病期を推定刷る際にときどき用います。治療方針を決める検査として有用なのです」
前立腺がんの存在診断としては、MRI検査のほかに、肛門から超音波のポケットプローブ(プローブ)を挿入して直腸越しに前立腺を映す経直腸的超音波検査があります。
「以上のような方法で、前立腺がんの疑いを絞っていきます。最終的には、直腸越しに前立腺がんの組織を採取して、顕微鏡でがん細胞の存在を確認刷る生検により確定診断とします」(森山さん)
この確定診断ののちにMRI検査をして、病期を推測し、治療方針を決めるという手順になることもあります。